お金の脳内ルールと経済的豊かさについて。
前回の記事でお伝えしたこと
「お金がない」と思っていると、「自分はお金がない存在なのだ」と自分で信じてしまっているので、無意識にも、そういう現実を自分で作りたくなってしまうのです。（無意識なので、自分でお金をなくそうとしているなんて思えません）
つまり、
「私はお金がない」という脳内ルールを持っていると、自分でそれを信じているということになりますから、やはり、現実的にも「お金がない」という現実になっていってしまいます。
でも、ここで疑問が出てくると思います。
「本当に目の前にお金がないときに『私はお金がある』というルールを持つことは無理がある」
確かにその通りですね。例えば、貯金がなくて十分な物を変えていないときに、「お金がある」とはなかなか思いにくいですし、思っても心では「それは嘘だ」という気持ちになってしまうと思います。
ですが、実は「お金がない」というのは、皆さんが「そう感じている」のであって、事実ではないことも多いのです。
まず「お金がある」「お金がない」というのは、絶対的に確定している事実ではありません。例えばですが、貯金がゼロの時には10万円を「大金だ」と感じる人もいれば、貯金が1億あれば10万円は「お金がない」と感じる人もいます。
つまり〇円以上あればお金があって、それ以下の人はお金がないと決まっているわけではありません。
お金に対しての感じ方は、自分自身の主観です。自分だけが決めています。
ですからいくら持っていても「私はお金があるのだ」とも思えるし、逆にどんなに人から羨ましいぐらいのお金があっても「私はお金がないのだ」と思えば、その人にとってはお金がないということになります。（1億円あっても100億円の人と比べて「私にはお金がない」と感じている人も世の中に実際にいます）
では、今の皆さんは事実として、お金の量はいかがでしょうか。
もし、皆さんが、このような現状があるとしたら。
ご飯を食べられる、住む家がある、スマホやPCがある、光熱費を払えている、お風呂に入れる、温かな布団がある、コンビニで何かを変える、ブログを読める、車や電車で出かけられる、携帯料金を払えている、洋服を着ている
この現状は、「お金がある」からこそ、この現状を宇宙によって与えられているということになります。
もし「本当にお金がない」としたら、上記の事が不可能だということになります。
ブログを読める、スマホや携帯でネットが見れるほとんどの方は、「お金がある」からこそ、現状の生活ができているということです。
億万長者と「比較」すれば「お金がない」になるかもしれませんが、「与えられた現状」のほうにフォーカスしますとね、皆さんは「現状の生活が成立しているほどのお金がある」なのです。
それはもし自分で得た収入ではなくても「自分が使えているお金がある」なのです。家族や両親のお金であってもそれをもし皆さんが使うことがゆるされているのであれば、それは皆さんにとって恵まれた大切な「あなたが使えているお金」です。
皆さんが、神様だとします。
宇宙から地球を眺めている神様であるあなたが、自分というひとりの人間の生活を眺めます。
世界には戦争中の国、安全ではない国、飢餓の国、山奥に住んでいる人、井戸水を飲んで生活している人、ストリートチルドレン、まだまだたくさんいます。
海外だけではなく日本も同じです。家がない、食べ物がないなどの生活を余儀なくされている人もいます。
もしそのような現状がある世の中で、ネットを見れてご飯を食べれて温かいお風呂に入れて安全な場所で眠れている人が
「私はお金がない」
と言って生活していたら。皆さんが神様だとしたら、どう思いますでしょうか？
そこで、もうひとりの人は、億万長者ほどのお金はないにしても、現状の生活できていることに感謝をして「私は今の生活ができるぐらいの大切なお金を与えられていて恵まれているのだ」と「お金がある」ほうにフォーカスしている人がいたら。
皆さんが神様だったら、どちらの人にもっとお金を与えたいなと思いますでしょうか。
「お金がない」「お金がある」というのは、自分が不足と充足と「どちらにフォーカスしているか」で決まります。
不足している方に目がいけば、いくらお金があっても「お金がない」に感じます。
与えられて充足している方に目がいけば、今は買えないものがあったとしても「お金に恵まれているのだ」と感じます。
そして、そのどちらを思っているかによって、それが脳内ルールとなって、次の現実を運んでくるのです。
皆さんは、今、どちらにフォーカスしておりますでしょうか。
不足でしょうか？恵まれている方でしょうか？
自分は「お金がない」でしょうか？
それとも「お金があるから〇〇できている」でしょうか？
もしたった今、このブログを読めているということは、皆さんがいる場所が安全であり使えているお金があるからこそではないかと思います。
ただし、なぜ私たちは生活が普通できていても「お金がない」と感じてしまうかといいますと、ネットやブログなどによって、周りの人と容易に比較できてしまうからです。
自分よりも高価なものを持っていたり、セレブな生活をしている人が目に入ると、私たちは、周りと自分とを比較しやすく、そうすると「その人よりもお金がない」と感じてしまいやすくなります。
しかしながら、容易に比較できる世の中ということは、逆を言えば、「あなたが置かれている今の環境を、羨ましく思っている人もいる」ということでもあるんです。一度でいいから日本のような国に生まれてみたかったと、比較して私たちの姿に嫉妬している人もいることでしょう。
皆さんが、現状の手元にあるお金が他の人よりも少なく感じているとしても、自分の今使えているお金に感謝できて『私はお金があるのだ（私はお金があるからこの生活ができているのだ、支払いができているのだ）』と思えていると、やはりお金に感謝したくなるような次の現実がやってくるということです。
新年はお金について考える良いチャンスですね。また続きを書きますね。
（つづく）
こんなささやかなひとときも
お金さんが支えてくれている
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