毎日の生活では、あらゆる音が賑やかで、自分の声はかき消されてしまう。
自分の声こそが最も大切だと言うのに。
テレビ、インターネット、スマホ、外からの雑音、スピーカーの音。
そして過去から流れてくる誰かの声。
それらから一度離れてみる。
何も聞こえない静かな空間で「自分の内側」だけに意識を向けてみる。
「自分が自分に対して」訴えている声が届くまで、静かに待つ。
「愛する彼に対して」最も訴えたい言葉が浮かぶまで、身動きせずに耳を傾けてみる。
他のことをしたくなっても、身体を動かしたくなっても、肩の力を抜いてその声が届くまで諦めずに。
そうすると、わずかずつでもあなたからの消えそうな声が認識できるようになる。
あなたがあなたに対して心の奥の奥では、何を訴えているのか。
あなたが彼に対して最も求めていることは何なのか。
「見捨てないで」
「一人にしないで」
「嫌わないで」
「誤解しないで」
「人よりも劣っていると言わないで」
「周りよりも負けていると見下さないで」
「私を大切にしない行動をしないで」
「無視しないで」
「馬鹿にしないで」
「本当はもっと○○してほしいの」
小さな声、だが力が込められた声を丁寧に拾ってあげる。
なぜならばその声が無意識にもあなたの行動を決めているから。
そしてその声を発している自分を、今のあなたの両腕で抱きしめてあげてください。
あなたとあなたの腕の中にいる傷ついているあなたを、宇宙がいつも無限なる愛で包んでくれています。
あなたが、今までずっと心の奥底に在った「自分の訴え」に気付いてあげると、心に安心という愛が流れ込み、過去の痛みや悲しみが溶かされていきます。
自分とじっくり対話してください。
宇宙はあなたのどんな訴えも認め、肯定し、あなたにとって最善の解決策を与えてくれるでしょう。
自分で自分の深みからの声に気づくことができたときに、その声が愛する人にも届くでしょう。