チェイサーだった私⑦ - ツインレイの愛を生きる

前回までのストーリーです。

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彼との絶望をきっかけに、過去の傷を知りました。そして、それが、ただの傷ではなく、彼との関係性まで大きく影響を与えてしまうような、相当大きな傷だったと自分で理解しました。

「私は誰にも愛されない存在だ」

無意識にも、私は幼少期に思い込んだその思考パターンで、いつもそう思って彼と接していたのです。それを、彼と出会った当初、自分で気づいていませんでした。

だから、私は、どんなに彼に愛されても、どんなに彼に愛の言葉を与えてもらっていても、心の中では、不安と恐れでいっぱいたっだのです。

彼が私にたくさんの愛を見せてくれていても、私は、心の中で

彼が私を愛してくれるはずがない

彼の言葉は嘘だ

彼は、今は私を好きでも、もうすぐいなくなるのだ彼は、私のありのままを知ったら、私から離れていく

と、そんなことばかり考えていたのです。

「私は誰にも愛されない」という強い思い込み。そして、「私なんて、ダメな価値の低い存在だ」という自分に対する嫌悪感。

これを持ったまま、彼との関係性が思うようになるはずがない。そう、腑に落ちた私なのでした。

まさか、過去の両親との関係性が、彼との関係性にこんなにも強く結びついているとは・・・・・。

私にとっては、大きな驚きでしたが、自分のやるべきことが見えたように思いました。

「彼との関係性の前に、まずは、自分の傷を癒し、自分で自分を愛せるようにならなければ何も変わらない。」

そう強く思ったのです。

そこから、私は自分を癒すということに取り組みました。

私が行ったこと。それは、「過去の嫌だったことをひとつひとつ、丁寧に思い出してみる」という作業です。

今まで固く閉じていた心の扉を開けることは、不安もありましたし、そんな過去を見たくなかった、というのが正直な気持ちです。なぜならば、思い出して辛い気持ちになるぐらいなら、そこから目をそらしている方が楽だからです。実際、それが辛いから、彼と絶望を感じる出来事が起こるまで、私はずっと過去を封印してきたからです。

でも、私には大きな願望がありました。それが、愛する彼を取り戻すことです。

私は、彼を追いかけていましたし、会いたくて会いたくてたまらない。そんな気持ちのままでした。

そのためになら、どんなことでもやるのだ。それをエネルギーとして、自分の過去を直視することに決めました。

小さな頃の、小さな私・・・・・・

悲しかったこと

辛かったこと

苦しかったこと

我慢していたこと

泣きたかったこと

泣けなかったこと

本当は甘えたかった

本当はわがまま言いたかった