愛に熱心な女神からご質問をいただきました。
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楽になりたい、でも、今の彼への想いをなくしたくない、忘れたくない、自己対峙をすればするほど、自分自身の傷が癒されて、つらいことがなくなっていくのだとすると、彼への想いは傷や痛みを知るために存在していて、それらがなくなるにつれて、彼への想いもなくなってしまうんじゃないかとすごいこわいんです。
好きだと思う気持ちが、統合に近づくにつれて、消えてしまうんじゃないかと不安です。
統合したいのか、統合したくないのか、よく、わからなくなってしまいました。
ネガティブや負の感情は、自分の考えだ、と受け取らないのだとしたら、ポジティブや正の感情は、なんなのでしょうか。
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統合すると、中庸の境地で生きるようになります。中庸とは「どちらでもいい」なので空っぽになるようなイメージがあるかもしれません。
そうしますと、こちらの女神が書いてくださいましたように統合したらあらゆる感情が消えてしまうような感覚がして怖くなるかもしれません。
まず、統合しても好き嫌いの感覚が消えませんので安心してください。
嫌な感情が消えるのではなく、現実世界に「影響を受けなくなる」「一喜一憂しなくなる」ということです。
しかも統合は「影響を受けなくなる」境地なのですが、だからこそ、あえて「影響を受ける」という選択も可能になる素晴らしい世界です。
統合を映画に例えてみます。
皆さんが映画の中にいてその物語の渦中を生きている主人公だとします。そうすると、嫌なことや辛いことも現実として受け止めて、一喜一憂するような人生になります。辛いことや苦しいことに翻弄されてしまう精神状態になります。
では皆さんが映画館の客席に座っているとします。映画を見てハラハラドキドキします。主人公に共感して、悲しくて涙を流したり胸を痛めたりすることもあるでしょう。
しかし映画だと分かっていますので、客席にいる皆さんが見たストーリーが、皆さんの日常生活にまで影響するわけではありません。あくまでも物語は物語として、客観的に起きている出来事を味わえますよね。
あなたが映画の主人公のように喜怒哀楽に揺れ動き、辛くて苦しみが起きてしまう状態が分離です。
あなたが映画館の客席に座っている心境で、主人公に喜怒哀楽の揺れ動きがあっても、「客観的に捉えて心がブレずに穏やかでいられる」が統合です。
「辛い」という感情を感じていることと、「自分が辛いと気づいている」のは異なります。前者は辛さによって今の自分が苦しんでしまいますが、後者は辛いと分かっていても自分を映画を見ているかのように冷静で穏やかな自分のままでいられます。
統合してもこれまでの彼との出来事の記憶や、彼に対する愛が消えるということではありません。
統合すればありのままの感情をより素直に感じられるようになりますので、喜怒哀楽や好きという気持ちを、よりはっきりと感じられるようになります。
正の感情やポジティブな感情とは、魂が求めるままに生きた時に感じるようになっています。
赤ちゃんや子供は、親に教わっていないのに、気持ちいいことや心地いいことができるとニコニコ笑いますよね。魂が求めていることができると心が嬉しいからです。
この感覚は統合しても変わることはありません。
ただし魂が求めていることが果たされているから感じるポジティブさと、欠乏感をベースにしたポジティブさがあるので、そこは丁寧に見つめて、どちらなのかに気づくことが大切です。
「気持ちいい」「心地いい」は魂からの声であり、自分がどう生きていけば幸せになれるのかの羅針盤です。快の状態を続けていけば、魂が求めるような人生になっていきます。
映画館の客席に座って一喜一憂しない穏やかさを保っていても、あえて映画の主人公としてハラハラドキドキすることも選択できます。
つまり統合すると映画の主人公にもなれますし、客席に座って眺めている観客にもなれます。どちらでも自由に自分で選ぶことができるようになります。
ですから統合したら穏やかな人生だけになるのでつまらないということもありません。どんな映画の主人公になることも自分で選べるのですから、統合するとあらゆる経験が可能になります。ハラハラドキドキを選びたいときには思う存分主人公を味わうことができます。
しかもその時は同時に客席にいる自分も保てているので、やりたいことを自由にしながらもブレない人生を送ることができます。
魂が求めるがままの人生を送れたら毎日が心地よくて幸せですよね。統合の境地では経済的にも豊かにやりたいことをできるのだと宇宙を信じてください。
ご質問をありがとうございました。
宇宙は今日も不完全なあなたを無限に愛しています。
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