前回までのストーリーです。
「彼に向けていたエネルギーを、とにかく自分に使おう。」
そう決意した私のそれからの生活。
激変しました。
それは、自分でも驚く程の変容ぶりでした。
例えば、「どこかに行きたい」と思ったとします。
かつての私は、その想いが沸いた時に
「彼と一緒に、どこに行こうかな?」
「彼は何処に行きたいだろう?」
と彼のことばかり考えていました。
しかし、その時からの私は
「私はどこへ行ったら心から幸せだろう?」
「私はひとりでどんな所に行けるだろう?」
と考えるようになりました。
また、もう一つ。
私が大切にしていた考え方が
「小さな私は、どこに行きたいと思っていただろう」
「子供時代の私は、どこに行くことが夢だったかな」
そんな風に、過去に叶わなかった小さな自分の願いを、一つ一つ丁寧に拾い上げていくことにしました。
私の人生なのに、彼が主語だった時。
私が目にする世界は、とても狭いものでした。
私が私のことを、自分の人生の主語にした時。
その狭い世界のカラがバリバリと音を立てて破れて、私は、心からの自由を感じました。
私は、もう何にも縛れない!
私は、どこに行ってもいいのだ!
私は、誰に会ってどんなことをしてもゆるされている!
私は、自分の好きなことややりたいことに夢中になっていいのだ!
そう思いながら、行きたいところをネットや雑誌で調べますと、今までの世界では気づいていなかった、未知の世界がたくさんあるのだということに気づかされました。
「彼と一緒に過ごすことや、彼に与えてもらうことが幸せの全て」だと思っていた私の目には、見えなかった、気付かなかった、知らなかった世界がたくさん存在していたことを痛感したのです。
私は、体中の細胞が喜んでいることを感じました。
やりたいことを我慢せずにやってもいい!
もう、自分の気持ちを何一つ抑圧しなくてもいい!
私は、ありのままの私として生きていい!
そう思えること自体が、私にとって大きな喜びでした。
願いを叶える、自分のやりたいことをやるというのは、例えば、海外に旅行に行くとか、大きな家に住む、というように、大きな出来事を指しているのではありません。
「今日、私は、本当は何が食べたい?」
「今、私は、どんな飲み物を飲みたい?」
「今、私は、どんな時間を過ごしたい?」
「私は、今日、何色のお洋服を着たい?」
「私は、今日、どんなカバンを持ちたい?」
そんな些細に感じられるようなことであっても、私たちは常に選択しています。
その選択を、「自分が本当はどうしたいのか」「何を望んでいるのか」を、繊細に感じるようにして、丁寧に選ぶようにしたのです。
そんな風に、自分の気持ちを実感しながら生活していると、いかにそれまでの私が、自分の気持ちをおろそかにして、彼にばかり意識を向けていたのかが分かりました。
そんな生き方、私自身がかわいそうです。
私が、本人である私に、自分の声を聞いてもらえない。
私という本人は、自分よりも彼のことを大切にしている。
そうしていた自分に愕然としましたが、これからは、誰よりも自分の声に耳を傾けようと意識しました。
その時からの私は、私のほぼすべてが変化したといっても過言ではありません。
着る服装も、メイクも、髪型も。持ち物も、食べ物も、過ごし方も。行く場所も過ごす場所も。何もかも、自分を中心に据えて生きることにした私です。
この時、彼に対して、変わらぬ愛を感じていました。彼に対して愛を感じつつ、私は徹底的に自分を生きることに集中しました。
彼のことを忘れたことはありません。いえ、忘れるはずがありません。それを自分で分かっていたからこそ、彼に対してフォーカスを当てなくてもいいと思えたのです。
彼に対する愛が変わらないのだから、彼を忘れるぐらい全力で自分に没頭しようと思いました。
彼への想いは不動なのだから、彼のことは頭から無くなるぐらい、自分のことに時間を使おうと思ったのです。
何をしたって彼への愛は減らないし、無くないし、消えることもないからです。
だから、彼を忘れるぐらい自分を生きようと、自分に約束しました。
自分を生きる。
とにかくそれを続けました。
それを継続しているうちに・・・・・
それまでは、感じたことがなったある思いが、私の心からふつふつと湧いてくることを感じるようになりました。
つづく。
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女神セッション(お電話セッション+自己変容プログラム)のご感想①
女神セッション(お電話セッション+自己変容プログラム)のご感想②
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メールセッション(自己変容プログラム)のご感想①
メールセッション(自己変容プログラム)のご感想②