人間一人ひとりの中には、いろんなその人がいます。
もし、皆さんが周りの人から優しいと言われているとします。でも、優しさだけが自分だと思う人はほとんどいないでしょう。
優しい自分もいる。
反対に、意地悪さや冷酷さもある自分もいる。
その程度がそれぞれ異なるだけで、自分という存在は、たった一つだけの言葉では表せない存在であることを、きっと皆さんは自覚されていますよね。
一つに決めなくていいし、一つには決められない。
いろんな部分が寄り集まっているのが自分だからです。周りからあなたを見た評価というのは、あなたのある部分をみて、その人の主観で判断しているというだけです。
優しい自分もいる
意地悪な自分もいる
元気な自分もいる
静けさが好きな自分もいる
クールな自分もいる
情熱的な自分もいる
真面目な自分もいる
怠けている自分もいる
愛を生きる自分もいる
ダークな自分もいる
愛を実感できる自分もいる
愛を実感できない自分もいる
自分を好きな自分
自分を嫌いな自分
これらが混じり合っているのが、人間という存在です。
一つに決めなくていいし、一つには決められない。
いろんなわたしが混じり合ったまま、不完全な自分のまま生きていい。
そうご自分に伝えてあげてくださいね。
そして、自分の内側に『いろんなわたし』がいるとすれば、それは愛する人も同じこと。
外側からは見えない、表面的な言葉や態度には映らない、いろんなその人がいるのかもしれません。
相手の性格や態度を、ある一つの行動や言葉だけでは決めてしまわずに、自分と同じように相手にもいろんな面があるのだと分かれば、お互いにいろんな存在であることをゆるせそうですね。
自分のことも、相手のことも、決めつけなくていい。誰のことも決めてしまわない世界に、自由さという無限なる愛が存在します。