愛のかたちは無限であり、それぞれ2人の愛は唯一無二であり、似ていたとしても決して同じ道を通っていることはありません。
ということはつまり、それぞれ2人の愛は、世界に1つしかない、ということですよね。
自分と相手の愛もそうですが、自分達がそうだということは、他の人の愛もそうだということです。
例えばお父さんとお母さんの愛。もしかしたら、皆さんの眼に映るご両親の男女の愛は、皆さんの理想ではないことがあったかもしれません。
でも、お父さんはお父さんなりに男として、お母さんはお母さんなりに女として、特にお母さんは、自分と同じように愛されたいと願う1人の女性として、それぞれがご本人にしか分からない相手に対するお気持ちや、愛に対する想いがあることでしょう。そしてお二人は、いくつかの山を乗り越えたり、葛藤があったりしたかもしれません。
皆さんがご自分の愛を成長させるために、彼を鏡と見ることももちろんですが、皆さんにとって、大きな学びの機会を与えてくれるのは、皆さんのご両親の愛です。
それが穏やかな愛であれ、厳しい愛であれ、自分が求めていたものと違っていた愛であれ、皆さんがそこから学ぶことがあるからこそ、皆さんは皆さんのご両親の子供として生まれて来ました。
ご両親と皆さんとの親子の愛、ご両親の男女の愛。そこから、様々な愛を知り、愛を学んでください。