あなたの愛の源。世界でどこを探しても、たったひとつしかない、一対の男女。
あなたの愛の半分は、お父さんがくれた。
あなたの愛のもう半分は、お母さんがくれた。
嬉しい愛を受けとったこともあった。
しかし、愛と思えない愛もあっただろう。
それは、あなたが気に入らない愛だったかもしれない。あなたが欲しかった愛じゃなくて、あなたは長年苦しんだかもしれない。
でも、あなたが今ここにいるのは、半分はお父さんがくれた愛。もう半分はお母さんがくれた愛。
そのふたりからの愛が嫌いだと思ってもいい。
だけど、もうなんの根拠もなく、嫌いだった愛をくれたふたりをゆるしてもいい。
お父さんというひとりのただの男。
お母さんというひとりのただの女。
この男と女は、あなたと同じように不完全な存在。
この男と女は、あなたが悩んでいるのと同じように、たくさん悩み、たくさん泣いて、たくさんの葛藤を抱えながら生きていた。今もそうやって生きている。
だから、あなたが子供の時に、ふたりからの愛はその時の精一杯だったんだ。親だからといって、あなたの心の内側が、スーパーマンみたいに全部理解できなかっただけなんだ。
あなたの愛の源。世界でどこを探しても、たったひとつしかない、一対の男と女。
あなたと同じように、愛に懸命な男と女。
根拠なく、ゆるしていい。愛してもいいし信じていい。
嫌いなまま、愛していると叫んでもいい。
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私たちの今の時代は、悩んだり苦しんだり、何かに迷った時に、手軽にネットで検索して、答えを見つけようとできますよね。
そして、なにかしらのヒントを得たり、理解したりして、心が晴れたり、穏やかになったりできるのは、ネットやスマホのお陰もであります。
私たちの両親の時代は、スマホもネットも身近にはありませんでした。今も、スマホやネットを上手に使えない方も多いのではないでしょうか。
では、悩んだり葛藤したり迷った時、私たちの両親は、祖父母は、なにを拠り所として、その苦しみを乗り越えてきたのでしょう。
両親の時代は、愛に悩んだり、子育てに悩んだり、子供の接し方に迷ったりするのがごく普通だったかもしれませんね。
今日は子供の日。日本の祝日に関する法律によりますと、子供の日とは「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」ことが趣旨だそうです。
皆さんと、皆さんのお母さんお父さんが笑顔でいっぱいの今日でありますように。