褒めてもらいたい。
この想いが、無意識にも、ご自分の行動や生活の動機になっていることがあります。
褒められたいから、がんばる
褒められたいから、相手に受け入れてもらえるような自分でいることを選ぶ
褒められたいから、自分に嘘をついてでも相手に良いところを見せようとする
このような行動を、自分でも気づかないうちに選んでしまうことがあります。
そうなりますとね、相手からの評価を得る、相手からの愛を与えてもらうということが目的になりますと、無理をする、我慢をする、相手に合わせる、という行動になりやすいです。なんとしてでも分かってもらいたい、褒められたいという想いは、そうしてまで、褒められることや相手からの愛を得ようとするからです。
あなたが褒めてもらいたいのは、実は彼ではありません。
本当に褒めてもらいたかった相手は、お父さんとお母さんでしたよね。
その頃の、不完全になってしまっている、お父さんとお母さんから褒められたいという欲求が、彼に向いてしまっているのです。
ですから、今、皆さんにできることは、彼に褒められるために生きるのではなくて。お父さんとお母さんから褒めてもらいたかった幼かった頃の自分を理解してあげて、ご両親の代わりに、今は、大人のあなたがご自分を、心の底から褒めてあげてください。
今のあなたには、幼かった頃のご自分を癒す力があります。
今まで頑張りすぎるほど頑張って乗り越えてきたご自分を、深い優しさで、たくさん褒めてあげてください。
小さなあなたは、あなた自身の愛を求めているのです。