「言霊」という言葉があります。
言葉とは、単に意味を伝えるものだけではなく、そこに魂が宿る霊的な力がある、という意味です。
それに関して、お伝えしたいことを書きますね。
ツインレイ・ツインソウルに関して、男性と女性をランナー・チェイサーという説明がされますよね。コメント欄やメッセージを拝見していても、彼はランナーで私はチェイサーです、と表現される方がとても多いです。
これは、ツインのことや、今起きている現状を分かりやすく理解するために、去っていった方をランナー、追いかける人をチェイサーと、呼んでいますから、ご自分の理解のために、そのような言い方をするのは間違いではありません。(私も、理解しやすいように、かつてはランナーチェイサーという表現を使っておりました。しかし、最近は、そのように表現することを極力やめております)
しかし、ツインのステージで説明されておりますように、途中から、チェイサーであった女性は追いかけるのをやめます。なぜならば、彼を手放すこと、そして宇宙に降伏するようになりますから、その時点で、彼を追いかけるのではなく、ただ愛する、という状況に変化するからです。
そして、ランナーに対して、「彼は逃げていたわけではなかったのだ」「拒絶したり去っていったように見えていたけれど、実は、そうではなかった」と気づきます。つまり、女性側から見て、彼は本当はランナーではなく、その時の彼の気持ちに正直に行動していただけだったのだ、と理解できます。(もしかしたら、本当に彼は逃げたり去ったのかもしれませんが、それには彼なりの意味があったのだと理解できます)
そうなってから、つまり、彼を手放せたり彼の気持ちを理解できてからも、自分はチェイサーで彼はランナーだ、と表現することには慎重になることが大切です。
なぜならば、冒頭に書きましたように、言葉は、単なる意味を表しているのではなくて、「言霊」つまり、そこに霊的な力が宿ります。ということは、言葉として発したことは、それを強化したり、その現状を維持する、という働きがあるからです。
これは、よく言われていますよね。言葉にしたことが現実になるからアファメーションをすると願いが叶う、とか、良い言葉を使えば良い現実がやってくる、ということです。それと同じことです。
そうしますとね、彼を「ランナー」つまり、逃げている人、と表現していますと、これからも彼はランナーであり続けることを強化してしまいます。自分を「チェイサー」つまり追っている人、と表現しますと、自分が彼を追い続けることを強化してしまいます。
また、彼をランナーと表現しますと、彼は逃げていないかもしれないのに(自分から逃げているように見えているだけで彼なり行動の意味があるかもしれないのに)、あたかも、彼がいつもいつも逃げている人であるように感じられてしまいます。
逃げる、拒絶する、去る、追いかける、というのは、どちらかといいますと、ネガティブな印象を与える言葉ですから、ランナーチェイサーと表現するときに、美しい軽やかな波動よりも、どちらかというと重いような波動を感じる方が多いのではないでしょうか。
これは、サイレント、という言葉も同じです。私たちは連絡が取れない状況だから、それはサイレント(沈黙の期間)であると言葉にしますと、連絡がまったく取れない、という状況が、自分にとってあたかも普通のことになってしまい、その状況が継続していても、なんの違和感も感じなくなってしまうことも起きてしまいます。また、彼は彼なりの意味があって連絡をしていない状況を、サイレント、と受け取ってしまいますと、本当は連絡が取れるような状況であるにも関わらず、女性だけがそれを我慢して待っている、というようなことも起きてしまう可能性があります。
ランナー・チェイサー・サイレント、とは、ステージを理解するためのものです。それを理解した上で、魂を宿すその言葉の使い方に慎重になってみてくださいね。(それらを使ってはいけない、ということではありません)
成長のステージが進みますと、自然と、ランナーチェイサーという言葉を使わなくなっていきます。先程も書きましたが、女性が追うことをやめて、男性は逃げたわけではなかったのだと分かるからです。また、サイレントの時期にも意味があると理解できますので、沈黙や離れ離れの期間は、ただ静かに彼を待つ時間ではなく、自分軸を築くための大切な時期なのだ、と分かり、徹底的にご自分にできることをやる時期に変わっていきます。
日常生活においても、「言霊」である言葉をどうぞ大切になされてお使いくださいね。
[お知らせ]
お電話セッション、メールセッションの受付は休止させていただきます。お問い合わせ、お申し込みありがとうございました。
[ご質問に答えました]
彼との再会について。よろしければこちらをお読みください。