心から愛する相手と育む愛。
愛は優しくて温かなはずなのに、うまくいかなかったり思うように進まなかったり。もどかしさや切なさ、痛みや辛さを感じることもあるでしょう。
男女の愛が、本物の愛として輝きを放つには、多くのことを必要とするわけではありません。
男女の愛の成熟とは。
お互いに、完全に相手の立場にたって、自分のことを見ること
これができれば、そこにあったありとあらゆる問題が溶かされ、心が晴れ渡り、感謝の気持ちに満ち溢れます。
男性は、その女性の立場に立つこと
女性は、その男性の立場に立つこと
これだけで良いのです。
しかし、これが、口で言うほど簡単なことではありません。
なぜならば、私たちは、相手の立場に立つと言いながら、そこには、自分の脳内ルール、自分の相手に対する期待や欲望、願い、思い込み、というメガネを通してしまいやすいからです。
そして、その自分のかけているメガネには、なかなか気づけないのが私たち人間です。そのメガネが当たり前になりすぎてしまっているからです。
そのメガネを勇気を持ってはずしてみて、相手の肉体に、皆さんがすっぽり入ったおつもりで、相手の立場から、ご自分の姿を眺めてみてください。
これは、彼に対してだけではありません。ご両親、お仕事、家族、子供、友達…皆同じです。
相手の立っている方向から、自分を眺めて見るのです。
これが、成熟した愛です。
皆さんも、もし、愛するお相手が、家族が、仕事仲間が、皆さんの立場にたって考えてくれたら、とても嬉しいと思いませんか?
それを、皆さんから先に、お相手にそれを贈ってあげてください。
相手の立場に立つことも、毎日が練習です。
そしてやはり、相手の立場に立つためには、自分自身と対話して、自分を理解する、ということが必要不可欠なのです。
相手のためにも自分のためにも、まずはご自分との日々の対話を大切になされてください。