これからやってくる未来は、いつもまっさらなキャンパス。
そして、私という1人の女性の心も、毎朝、目を覚ますたびに、まっさらになっている。
そんな自分に聞いてみる。
「今日のあなたの心は、何色ですか?」
心は決して一色ではない。
そして、まるでグラデーションのように変化し、すぐにクルクルと変わっていく。
だからその度に、聞いてみる。
「たった今のあなたの心は、何色ですか?」
澄んだ空のような、真っ青
晴れ渡った湖のような、水色
燃える炎のような、真紅
太陽の優しさのような、オレンジ
静かなお月様のような、黄色
爽やかな、エメラルド
柔らかな、ベージュ
ときめきの、桃色
だけど、いつも、こんな色ばかりじゃなくて。
真っ黒
こげ茶色
灰色
ぐちゃぐちゃに混ざった色
自分でも何色か分からない。。。
そんな時もある。
そんな時は、まずは、そういう色をしていても大丈夫だよ、と、自分に言ってみる。だって、私という女性は、もともと、数え切れないほどの絵の具を持って生まれてきたのだから。
私の心を、どんな色でも染めてもいい。私の心は、どんな色で染められてもいい。
私が何色かなんて、決められないし、決めたくない。
まるで、絵画を見るかのように、自分の色を自分の目で、遠くから眺めてみる。その時々の色を、静かに味わってみる。
そして、その色を変えたい時には、少しずつ、少しずつ、白い絵の具を混ぜていく。涙という水を、そこに加えてもいい。
そうすれば、それらの色は、だんだんと薄まっていくから。
これから、私という女性が何色になっていくのか、楽しみです。
カラフルな人生を送りたい。
愛の色彩は、何色でもゆるされている。この世に生まれたその日から、ずっと。