愛とは、本来、心地よく、温かで、心が和み、二人が愛し合うことでさらに愛が拡大していく、という、私たち人間にとって、最も素晴らしい営みです。
そんな、本来であれば豊かさが増していくものが愛ですのに、皆さんが、それによって苦しんだり悩んだりしているとすれば、それは、愛ではないものを愛だと勘違いされているからです。
愛とは、所有ではありません。
愛とは、依存ではありません。
愛とは、執着ではありません。
愛とは、相手を縛ることではありません。
愛とは、相手を自分の思い通りに動かすことではありません。
愛とは、所有ではなく、自由を与えること。
愛とは、依存ではなく、自立すること。
愛とは、執着ではなく、手放すこと。
愛とは、相手を縛ることではなく、相手を解放すること。
愛とは、相手がその相手の思い通りにのびのびと生きることを祈ること。
さて、皆さんの心の中にあるのは、本物の愛でしょうか。それとも、愛だと思っている「コントロール」でしょうか。
じっくり、ご自分のお気持ちを観察してみてください。
真実の愛とは、とてもシンプルなものなので、愛が深まれば深まるほど、自分の心も、とてもシンプルになっていきます。
愛の原点から、もう一度、考えてみてください。
そして、もし、皆さんの愛が「コントロール」だと気づいたならば。皆さんは、理解しなければなりません。
愛する彼も、愛するツインも、毎日の生活の中で、皆さんを幸せにするためだけに、日々、生きているわけではないのです。
彼として生きているわけではなく、ツインとして生きているわけでもなく。〇〇さんは、〇〇さんという一人の男性として、ひとりの女性として、生きています。
真実の愛とは、お互いに自由を与え合い、相手が幸せになることを祈ることです。
コントロールが消滅した先にしか、真の愛はありません。
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ですが、繰り返しお伝えしておりますように、この厳しい愛の境地にたどり着くためには、まずはありのまま自分になる、本音を言える自分になる、というステップがありますので、いきなり「ゆるす」「手放す」という頂上を目指すのではなくて、まずはそのステップのために行動を起こしてくださいね。