自分に何か問題が起きたとします。
問題とは、嫌な感情や嫌な現実のことです。
その時に、私たちの心はそれが嫌なので、なんとかその嫌な感情や出来事から逃れようと心が働きます。
その時に、真の問題解決と、偽の問題解決があります。とても重要なことです。
例えば、彼から連絡が来なくて孤独を感じるとします。
この時に、彼から連絡が来ることが、問題解決だと思われることが多いです。確かに、彼から連絡が来たら安心できますし嬉しいので心が落ち着きますよね。
しかしながら、これは真の問題解決になっていません。
一度連絡が来ても、また来なくなると、また似たような孤独が襲ってくるとすれば、それは、一時的に問題から解放されたような気分になっていただけであり、本当に解決はしていなかったということなのです。つまり、連絡が欲しい時に連絡を待つ、というのは、偽の問題解決だったということです。
では、真の問題解決とはどんなことでしょうか。
それは
彼から連絡が来ないとなぜ孤独になるのかを掘り下げる
自分のもともとの孤独感を彼からの連絡で埋めようとしている自分に気づく
自分の孤独感はどこから来ているのかを丁寧に理解する
これが、真の問題解決です。
偽の問題解決の場合、同じような嫌な現実が姿かたちを変えて、何度でも目の前に現れます。
真の問題解決の場合、じわじわと、少しずつであっても、心の内側から変容していることに気づきます。
真の問題解決をすることが、本質的なところから自分の人生を変えていくことです。
すぐに全部変わらなくても、まずは、偽の問題解決ではなく、真の問題解決へ着手する真摯な態度が、自分の魂が喜ぶ選択です。
色々取り組んでいてもなかなか変わらないと感じる方は、もしかしたら偽の問題解決になってしまっているのかもしれません。
自分にとって真の問題解決とは、心はちゃんと分かっています。
多くの真の問題解決は、低くなってしまっている自己肯定感を、自己否定か自己肯定へと変えることです。
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