では、その愛の練習のために、大切なことは何か、ということです。
2つあります。
1つは、今は練習中なのですから、失敗や間違いをした自分を、ひとつひとつ丁寧にゆるす、ということです。
スポーツや楽器の演奏などを考えても、試合に負けたり、演奏会に出場したり、うまくいったりうまくいかなかったりしながら、上達していきますよね。
それと同じで、愛に完璧ではない私たちは、うまくいかない経験は、ものすごく当たり前のことだったのです。
なぜ、愛、ということについては、常に完璧を求められてしまうのでしょう。
神様は、私たちを、わざわざ、愛に未熟な存在として、この地球に誕生させたのです。
なぜならば、未熟でなければ、学んだり成長する、という喜びを味わえないからです。
ですから、過去のどんなあなたも、相手も、そして、たった今のあなたも彼も、ひとつひとつ、ゆるしてあげてください。
ゆるしながら、そんな自分を認めながら、練習をしてまいりましょう。
2つ目として、今の自分を理解する、ということです。
つまり、本音や本心に自分が気付いてあげるということ。
その、本音や本心を理解した上で、今、皆さんができる行動を、じわじわと練習する、ということです。
この時に、本音や本心を偽ったまま行動すると、思うように前に進むことができません。
なぜならば、自分で素直になれていないので、その行動も、素直にできない、もしくは、偽りのままの行動になりやすいからです。
ご自分に、とことん正直になってみてくださいね。
愛の練習は、いつでもどこでも、誰に対しても行えるものです。やはり、じわじわが大切です。