愛することも、練習が必要です。
自分を愛することも、誰かを愛することも、練習の積み重ねです。
なぜならば、私たちは「人を愛する」ということを、完全にできる存在として生まれてきているわけではないからです。
大人になったからと言って、愛の熟練者かというと、そうではありません。時に、子どもの方が、ありのままに愛することに長けていることも往々にしてあります。
それなのに、相手に対して、完璧に愛してくれることを求めるから、辛くなります。
それなのに、相手を愛することに完璧になろうとするから、苦しくなります。
分からないことは、間違ったり失敗したり、悩んだり、苦しんだりしながら、ひとつひとつ、理解していけば良いのです。
愛も同じです。
だから、過去のすべての経験が、皆さんの愛の学びと成長のために、全部必要だったのです。
その後悔も、悲しい出来事も、あのことがあったからこそ、今のあなたになれています。
そして、あの時にそれをしていなければ、今後、同じことをしていたかもしれない。
ということは、それをすでに経験してくれた過去の自分に感謝なのです。
すべてが、愛のために、必要な出来事です。
じわじわと、練習してまいりましょうね。
人生とは、愛することを学び、その練習と実践の旅路なのですから。