この地球では、すべてが2極によって成り立っています。
例えば、高いと低い、明るいと暗い、早いと遅い、綺麗と汚い、美味しいとまずい、広いと狭い。例えば、上と下、右と左、男と女、陰と陽、健康と不健康、幸せと不幸せ、などです。
片方が存在してはじめて、もう片方の概念が存在できる。それが、この地球のしくみです。(対極を持たないのは、愛だけです)
それは、私たち人間も同じです。
輝かしい光の部分とは、その対極にある、影の部分があるからこそ存在できるのです。
自分の中に嫌なところ、直したいところ、見たくないところ、あるかもしれません。自分の過去に、そして、今現在も、後悔、情けなさ、恥ずかしさ、を感じるかもしれません。
しかし、それらには役割があります。
それらが存在することによって、その対極にある、皆さんの光としての輝きが生まれるのです。
大病をしたあとに生命の尊さを深く感じることができることがあるように、私たちが悲しみや辛さ、切なさや痛みを経験するたびに、より幸せとは何かを深く実感できるようになっていきます。
影がどんなに真っ暗闇でも、その闇は、皆さんの存在において、究極なる光を開花させてくれるのです。
光も影も、それぞれに大切な役割があります。
光も影も、同じように受けとめ、同じように愛してあげてください。
影は、光としての皆さんの輝きにとって、なくてはならない大切な仲間なのです。