なぜ、彼のことを手放して、自分の目の前にある現実に意識を向けたほうがいいのか。
なぜならば、目の前の現実とは、彼との関係性と分離しているように見えるのですが、決して分離していないからです。
目の前の愛に気付いていないときに、彼の愛には気づけません。
目の前の現実が充実していないのに、彼との現実だけが充実しません。
逆もまたしかり。
目の前の愛に気付けば気づくほど、彼の愛にも気付けるようになります。
目の前の現実(家族、仕事、子育て、趣味、地域活動)がじわじわと充実するほど、彼との現実も充実します。
これは、理想の生活をしなければならない、どんなことも完璧にやらなければならないという意味ではありません。
不完全な自分として、「今、自分の手の届くことに対してできることをやる」ということです。
「遠くにあること」に対してエネルギーを向けずに、自分の手の中に在ることに対してフォーカスしてみる。
そうすると、こっちとそっちとが、同じであったことに気づくでしょう。