ツインソウルと出会う。
互いに、出会った瞬間に恋に落ちる。それは、言葉にならないほどの強烈な激情。目には見えない何かに引き寄せられるような感覚。
最初は、恋からスタートする。
次第に、その恋が愛に変わる。
恋ではなく、互いに愛し合いたくなるから。
しかし、愛そうとするのにうまくいかない。
なぜならば、互いが愛だと思っていたものが、それぞれにとっての愛だったから。
だから、その愛が噛み合わないことがある。そう、どこかでボタンを掛け違えてしまったかのように。
愛したい。でも、うまくいかない。
相手を愛したいという想いが、相手を変えるのではなく、自分のほうへと向きを変え、自分を変容させるエネルギーへと変換される。
女が、自分が愛だと思っていたものは、相手への期待や執着だったのかもしれないと気づく。
男が、自分が愛だと思っていたものが、自己防衛や逃避だったのかもしれないと理解する。
女が、自分を変える。愛し方が変わる。
男が、自分を変える。愛し方が変わる。
そんな変容したふたりの先にある道で。再びふたりが交差する。
その時の愛は、期待や執着や自己防衛や逃避ではなく、共感と受容とゆるしという温かな愛である。
その時のふたりには、解決すべき問題は何もない。
ただ、ありのままのふたりが愛そのものとして存在する。