だからこんなにも
私は風に憧れていたのね
だからあんなにも
私は風に抱かれて過ごしていたかったのね
私が小さな頃に
どうしてあんな少女だったのか
私が幼い頃の毎日は
どうしてあんな日々だったのか
私はようやく分かったの
今になってようやく思い出したの
そこにはいつも
となりにあなたがいてくれた
私が泣いていたとき
私が悔しかったとき
ひとりで月を眺めた夜
ひとりで空を見上げた朝
いつもあなたがとなりにいたのね
私をいつも見ててくれていたのね
ふわっとした
今日の風に吹かれて
あの時と全く同じ風の感触が
私に全部を思い出させました