欲しいものではなくて、今、目の前にあるものに目を向けて、それを存分に味わうこと。心を込めて接すること。
どのようなものでも、今、私たちの目の前に存在している空間や物は、すべて、奇跡です。
身近に接するすべての人が、出会いとご縁という宇宙からの贈り物です。
たった一本の鉛筆でも、それは、多くの人の手から手へと渡って、様々な機械の恩恵を受け、奇跡的に、今、私たちの目の前にあります。
物に溢れている現代社会は、一つを味わい、使い切る、ということが少なくなってしまっているように感じられます。
私たちのお家の中にある一つ一つのものを、その細部まで目を向けて、感謝して丁寧に使うこと。そんな小さなことのように感じられる過ごし方こそが、今を生きることだと私は思っております。