こちらに記事に対してご質問が届きましたので、お答えいたします。(いただいたご質問は、特定できませんように、一部変更しています)
========
hanabiさん、こんばんは。 初めてコメントします。いつも楽しみにブログを拝見しています。 誰に対しても愛で返す・・・に関して一つ気になることがあります。
主人からの非常に厳しい態度や言葉を、愛で返すとは、どうすればいいのでしょうか?愛でと思っても、主人を受け入れることが不可能です。
どんな時も愛でかえすをとは、主人のような人にはどのように接することなのでしょうか?
========
このようなご質問を、何度かいただいたことがありますので、同じことで悩まれている方もいるかもしれませんね。
すべてのことに対して愛で返す、といいますとね、例えば、相手から厳しいことをされたり、嫌なことをされたりすることにも、自分は我慢して笑ってなんでもゆるしてあげる、ということではありません。
相手から、どんな事をされても、笑ってゆるしたり、どんなことでも受け入れる、ということが、誰に対しても同じように愛で返す、ということなのですが、それをするには、その前提段階として、「自分のすべてを愛せている」ということがあります。
自分のすべてを愛せている場合(これは、一点の曇もなく、自分のことを完全に愛せている、という場合です)は、相手から何をされても、心穏やかに、それらをゆるすことができる、ということが起きます。
そして、それをゆるしつつも、相手に対して、「なぜ、あなたはそうするのか」と聞きながら、「私はそれをされることが嫌なので、そうしないで欲しい」と、相手に丁寧に伝えることができます。そして、そこに、相手との対話が生まれ、それらがなくなるような方向性に進めていくことができます。
しかし、今回の、ご質問くださった方もそうだと感じられますが、多くのケースでは、自分を完全に愛せているというケースは多くはありません。
その場合は、相手をゆるすことよりも前に、自分で自分のことを完全に愛する、という行動を先に起こさなければなりません。
相手よりも、まず、自分を大切にする、ということは、相手からされる嫌な出来事をゆるさない、ということになります。
嫌なものは嫌だ、やめてほしい、と言葉にして伝える、ということです。
そして、もし、そう伝えてもやめてくれなかった場合。その時は、その、嫌なことをされ続けるような状況であれば、その場から、まずは離れる、ということが大切です。そうやって、今のご自分を何としてでも守る、ということが、ご自分を愛する、ということです。
相手から嫌なことをされている時に、その、嫌な状況を継続してしまっている場合。それは、確かに相手が悪いのですが、その、継続している、という状態を変えるには、ご自分にもできることは何かしらあるのです。
このように、相手にいつでも愛で返す、というためには、まずは、自分自身を最大に愛することです。そのために、相手にちゃんと言葉で伝えること。意思表示をすること。それでも相手が変わらない場合は、自分がその場から離れること、です。
すべての基本は、「自分が自分のことをまるごと愛する」ということがスタートラインになります。どうぞ、その取り組みをなされてください。
必要な方に届きますように。
_______________
次のセッションの受付は、11月1日の予定です。少しお待ちください。
私にメールを送ってくださってから3日経過しても返信がこない、という場合は、私が受信していないこともありますので、再度メールしてくださいますようにお願いいたします。