本音を相手に伝えるというのは、あなたの心の中に響く「本物の音」を余すところなく伝える、ということです。
あなたの中で響いている音は、心地よい音だけではありませんよね。
高い音、低い音、柔らかな音、激しい音、暗い音、ジメジメした音、短い音、長い音、静かな音、大きなお音。
色んな音が折り重なって、あなたというシンフォニー(調和)が生まれます。
だから、あなたは、色んな音であって良いのです。
綺麗な音ばかり出そうとしないでください。
低音に支えられて、柔らかな音が引き立つように、それぞれの音が、互いの存在のために必要です。
相手を愛するとは、あなたという音を、すべて相手に伝えきるということです。
愛しているという言葉だけじゃなくて。
あなたの感情という音を、本気で相手に鳴らしてみてください。
なぜならば、あなたの音は、そのすべてが愛おしく、そのすべてがあなたの大切な一部なのですから。
私は悲しい、私は寂しい、と相手に本気で言えることが、本物の愛なのです。
それを伝えたところで、愛はなくならないからです。
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そしていつもお伝えしていますように、その音を相手に鳴らすためには、その前に、まずはあなたが、自分の中に響いている様々な音を、そこにあると認め、響いていて良いのだよとその音に伝えてあげることです。
あなたという女性は、オーケストラが奏でる壮大なメロディです。
自分の中にある様々な音を、慈しんであげてください。