男と女。それは、陽と陰の関係性です。
男性性は陽のエネルギーです。陽のエネルギーとは、「道をつくる」「開拓する」「創造する」「見えないものを形にする」こと。そして、男性は、この3次元の地球上にある社会の中で、具体的な行動を通して、それらを具現化していきます。
女性は陰のエネルギーです。陰のエネルギーとは、「受容する」こと。そして、女性は、目の前の現実をコントロールしようとせずに、宇宙に降伏し、すべてをありのままに受けとめ、今だけに集中して感性豊かに、心穏やかに過ごします。
男性は、真の男性になったときに気づきます。男女の関係性において、その道をつくるのは自分の役目だと。そして、自分が愛する女性を幸せにできる力があるということ、自分の行動や言葉が、愛する女性に安心や居心地の良さを与えることができるということを理解します。
女性は、真の女性になったときに気づきます。男女の関係性において、そもそも、自分は、ただ受けとめるだけでよかったのだと。そして、自分が求めたり願ったりする必要はなく、目の前にある現実に身を委ねているだけで自分が幸せになり、その姿を目にした男性に喜びを与えることができるということを理解します。
男性が、真の男性になれていないとき。自分の中に愛する女性を幸せにする力があると信じられず、そんな弱さから目をそらしたくて愛から逃げ出そうとします。
女性が、真の女性になれていないとき。愛する男性の言葉や態度が信じられず、自分から行動を起こさなければならないと思い込み、降伏よりも、現実をコントロールしようとします。
これが、男女の愛が、ひとつにならない理由です。
ということは、男性が真の男性になること。そして、女性が真の女性になることで、もともと自分の中に備わっている男性性と女性性がスムーズに発揮され、なんのがんばりをしなくても、現実が思うように進むようになるのです。
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女性の皆さんが求められているのは、宇宙に降伏し、すべてを手放すことです。この、手放すこと、ということは、無理やり行うものではなく、ありのままの自分になれた先に、自ずと見えてくる境地です。ですから、今は、どうぞ、自分の本音に向き合って、ありのままのご自分をそのまま愛するがんばりをしてください。
男性の皆さんが求められているのは、自尊心を養うことです。自尊心を養うためには、その反対側にある、自分の弱さや力の限界を認めなければなりません。自分の見たくない部分を直視することに慣れていない男性は、それを避ける傾向がありますが、そこを直視してこそ、自分の本当の無限なる力を理解できるのです。ですから、今は、どうぞ、自分を偽ることなく、どんな自分の姿も恥ずかしがることなく、自分の心の中を見つめるがんばりをしてください。