愛するとは、ゆるすこと。
相手をゆるすこと。
相手の嫌な態度、嫌な言葉、嫌な過去の出来事。それをゆるすとは、無理やりゆるすということではなく、「その彼の背景に、何があったのか」と、彼の心の内側に意識を向けること。彼の光の部分だけではなく、陰に思いを馳せること。
愛するその人も、何かに悩み、ストレスを抱え、様々な思考の中を旅しているのかもしれないから。
自分をゆるすこと。
自分のダメなところ、嫌だと思っている過去、ゆるしたくない相手をゆるせない自分。それを、まるごと、「その気持ちのままでいいよ」と受けとめ、認めてあげる。
「そんな自分もゆるします」と、自分に伝えてあげる。
自分の「ゆるす」と相手の「ゆるす」が重なったとき、そこには、自由なる空間が広がる。