スピリチャルに生きるとは、特別なことではなくて、「今を心地よく生きること」とお伝えしました。
では、今を心地よく生きるためには、どうすれば良いでしょうか。
それも、特別なことではありません。
ご自分の身の回りをご自分で「心地よいもの」で満たしていくのです。妥協せずに、お気に入りのものや、満足できるもの、自分らしいものを増やしていくのです。
この時に、多くの方は、この心地よさを、「彼からの言葉」「彼から愛されること」と言う風に、「限定して」考えてしまっているんですね。
そして、そのように限定してしまいますと、その限定という範囲の外側にある、本当は、目の前に存在してくれている心地よさを見落としてしまいやすいのです。
未来の喜びに焦点を当てている時は、道端に咲いている小さなお花が目にとまりません。
過去の苦しみのことばかり考えていると、カフェの器の美しさを感じることができないのです。
心地よさは、身の回りに実はたくさんあるのではないでしょうか。
皆さんは、ご飯を食べながら、他のことを考えてはいませんか? 食べ物の匂い、色、噛んだ時の舌触り、味の良さ、を、丁寧に味わっているでしょうか。
お友達と過ごしている時に、スマホを気にせずに、「私は何て思われているかな」という評価も気にせずに、明日のことも気にせずに、その場の時間を存分に味わえていますでしょうか。
今を心地よく生きるとは、自分の身の回りに、「小さな愛」を増やしていくことです。
私は〇〇が愛だと思う、ではなくて。
生活の中で目に映るもの、目に映る相手のなかから、皆さんが愛を見つけるのです。
愛とはそこに初めから愛として存在しているわけじゃなくて、皆さんのハートで「感じることで愛として存在する」ものだからです。
愛に溢れている人は、最初からたくさんの愛に囲まれているのではなく、どんなことからも愛を見出している、どんな出来事からも愛を感じている、ということです。
今、ご自分が置かれている環境の中に、たくさんの愛がないか、探してみてくださいね。
そして、皆さんは、私は〇〇という形で愛されたい、とその形を限定してしまわなければ、ご自分が思っている以上に、愛されているのです。
ご自分で限定してしまっていると、差し出されている愛を、感じることも受け取ることもできません。
受け取っていない愛がないか、受け取っていない優しさがないか、考えてみてください。
ご自分が愛そのものになりますと、目に映る地球上のすべてが愛に映ります。これが、すべてが愛、という意味です。