「かわいそうな人は、私が助けなければ」
優しい女神であるあなたは、子供の頃からそう思って生きてきたのではないでしょうか。
そのかわいそうな人とは、子供の頃のあなたのお母さん、お父さんではなかったでしょうか。
そして大人になるにつれて、身近にいる「大変な人」「助けが必要な人」に気づくあなたは、ありったけの愛を差し出してきたのではないでしょうか。
自分だって寂しかったのに、かわいそうなお母さんを助けようとしたあなた。
自分だって辛かったのに、なんとかお父さんを笑顔にしようと頑張ったあなた。
思いやりに満ち溢れるあなたは、ずっとそのようにして、誰かの幸せのために生きてきましたよね。
でも、本当にかわいそうだったのは、誰でしょう。
小さな心と身体で必死に生きていても、誰にも頼れず、誰にも手を差し伸べてもらえなかったあなたではないでしょうか。
過去の自分に対して「かわいそうだった」と認めることに、罪悪感を覚えてしまう方がいます。自分の喜びや心地よさよりも、ご両親の幸せの責任をあなたが背負ってしまったからです。私もずっとそうでした。
しかし過去の自分がかわいそうだったと認めることは、過去に頑張って乗り越えてきたご自分への「深い共感」となります。あなたのその理解が、過去のご自分を癒すことに繋がります。
そして過去のご自分がかわいそうだったと認めたほうが、過去に持ってしまった脳内ルールが着実に変わっていきます。
「私は大変だった」
「私は辛かった」
「私は本当に苦しかった」
「そんな私はかわいそうだ」
「私は痛みや傷をよく耐えた」
そんな風に、小さなご自分に声をかけてあげてくださいね。
そして母親や父親を含め、あなたの目に映る「かわいそうな人」は、これからはあなたが助けてあげようとしなくても大丈夫です。
愛する彼が苦しそうに見えているときも、あなたが手を差し伸べなくて大丈夫なのです。
なぜならばあなたが癒されれば、その波動が風に乗って彼に届き、彼の内側も着実に癒されるからです。
ですから今日も、他の誰かではなく、あなた自身にたっぷりと優しさと思いやりを注いであげてくださいね。
宇宙はそんなあなたに、いついかなる時も無限の愛エネルギーを送ってくれています。
愛する彼も、あなたと離れていてもあなたの愛に触れて救われますから、今ここにいるあなた自身を誰よりも大切に過ごしてください。
宇宙は今日もありのままのあなたが大好きです。
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