統合とは、ふたつ以上のものを一つにすること。
男女の統合とは、男性と女性とがひとつになること。
男性と女性とがひとつになるために、統合するために、避けては通れない道があります。
それは、『孤独を受けいれる』という道です。
統合とは、男女それぞれが、1人では孤独なので、その寂しいという孤独さを埋めるために相手と愛し合う。
それが統合ではありません。
それは、依存的関わり合いです。
悲しい孤独を埋めるために相手とひとつになろうとすると、幸せとは反対に、そこには辛さが約束されてしまうようなものです。
なぜならば、孤独を埋めるためということは、自分が欠けた存在だと思ったままに、相手との関係性を築こうとしていることになるからです。
統合とは、男女それぞれが、人間とは、本質的に孤独な存在であるということ(自分の愛の源泉という拠り所は自分の中にあるということ)を受容し認めること。
その孤独さを見つめ、孤独である自分を受けいれられた時に、逆説的ですが、その時こそ、統合の準備が整ったということなのです。
孤独さを避けるために相手と統合するのではなくて、人間の実在としての孤独さを受容できた自立した男女が、互いに自分を自分の愛で満たせた時に、その先に互いの愛をひとつにすることができるのです。
統合とは、自分の内側にある孤独を見つめることが鍵なのです。
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統合することに対して苦しんでしまう方が少なくありません。
それは、統合とは孤独さを通り抜けなければならないということを説明している情報が少ないからではないかと、私は最近思うようになりました。
ツインソウルの統合の記事を理解しても、孤独さを受けいれないままですと、かえって相手に対しての依存や執着を増してしまうことがあるからです。
自分の孤独さに対峙しないままの統合はほぼ果たせません。
孤独さはあなたの敵ではなく(私たちはたったひとりだ、という意味ではなくて)あなたの心を守る大切なあなたの仲間です。
孤独さを受け入れた先に統合という歓喜が待っていてくれるのです。
ですから、孤独さを受けいれることは、寂しさということではなく、むしろその逆で、この大いなる宇宙エネルギーとつながり、愛する相手とも繋がる不可欠なステップなのです。