秋の風に吹かれ
夕暮れどきに
黄金色の田んぼの上で
二匹の蝶々が
行ったり来たり
ひらひらと飛んでいる
あっちに行ったり
こっちに来たり
ずっとむかし
小さな頃に遊びに夢中で
家に帰りたくなかった
女の子だったわたしも
同じように
夕暮れに蝶をみてた
あっちに行ったり
こっちに来たり
そのときの
わたしの時間のように
今もひらひらと
ゆっくり進めばいい