陰陽統合シリーズです。①はこちらから。
自分の内側でバラバラに分離してしまっていることを、ひとつにすることを統合といいます。
2回目の今日は、「愛とエゴ」についてです。
私たちの魂は、愛だけでできています。その愛は、無条件であり無償の真実の愛です。
と同時に、私たちは人間として生活するうえで、エゴ（自我、欲望、欲求）があります。
真実の愛を体現したいと想いながら、エゴという欲望に悩まされている。そう感じていらっしゃる方も、多いかもしれませんね。
ここで、
＊エゴはなくしたほうがいいから感じないようにする
＊欲望は愛ではないから我慢する
＊相手への期待をもってはいけないから期待しない
と思われていることが多いのですが、そうではありません。
無条件の愛である自分という本質と、自我としての欲望は、どちらかを無くそうとすることが大切なのはなく、統合していくことができるのです。
ですからね、
「エゴはなくさなければならない」
「欲望を持ってはならない」
ではなくて、その逆で
「徹底的に自分のエゴを感じてみる」
「欲求、欲望、期待を、ありのままに感じて自分で理解する」
が大切です。
彼に対して、思うがままに、してほしいこと、期待していること、求めていること、自分のエゴを一度、そのまま徹底的に感じてみてください。
自分の心の内側にあるエゴを、感じることを自分にゆるしてあげてください。そして、全部、あなた自身があなたのエゴを知ってあげるのです。
そして、自分のエゴを自分で理解したら、次のステップがあります。
あなたという本質は、真実の愛なのに、なぜ、そのエゴを持ったのか？
あなたは愛そのもののはずなのに、なぜ、エゴや欲望を持つようになったのか？
自分に問いかけてみますと、そこには、必ず、あなたがそのエゴを持った理由があります。
あなたが自分のエゴを持つに至った理由を丁寧に理解してあげて、共感してあげますとね、そのエゴは溶けていってしまいます。
もしくは、そのエゴのためにできる行動をしてみる、相手に伝えてみる、というような行動をすることでも、エゴは昇華していくので、その後は、もうそのエゴは消滅してしまいます。
ですから、エゴや欲望とは、無理にかき消すものではなく、理解し、エゴに心から共感してあげることで、もともと愛そのものであるあなたとそのエゴが統合していくということです。
ぜひ、エゴ、欲望、執着、を、ありのままにノートに書いてみてくださいね。
（追伸です）
エゴは持ってはいけない、無くさないと統合できない、欲望は捨てるべきだ、というような説明がなされていることがあります。
それは、エゴは持ってはいけない、捨てないとならない、というよりも、愛そのものである私たちはエゴでさえも、認め、受け入れ、愛として受容できるという意味です。
無理やりなくそうとしてもうまくいきません。
自分の愛と統合させることによって、自分のエゴに苦しめられることはなくなるでしょう。
また、欲求やエゴがあることで自分の学び、成長、変容のエネルギーになることもありますから、すべての欲求やエゴが敵だということではないのです。
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