前回までのストーリーです。
彼と出会い、彼と離れ離れになり、そこから私は、本気で自分と向き合う日々でした。
それは、最初は本気で自分を変えようとしたとか、自分と向き合おうという決意があったわけではありません。
当時、あまりにも苦しすぎて、あまりにも絶望すぎて、この胸の痛みを変えられるのであれば、どんなことでもするしかない。そんな思いでした。
また、あんなにも誠実だった彼が、何も言わずに私のもとを離れたということが、どうしても信じられませんでした。苦しすぎて切なすぎて、その先、私の生きる意味はなんだろう、なぜこんなにも辛い人生を送らねばならないのだろうと自問自答の日々でした。
ですから、どうしても彼に再会したかったです。そのために自分にできることは、すべて行って、どんなに細い糸だとしても、彼とつながっていたいという思いでした。
私は、大変ありがたいことに、今でこそ、愛に深い、大女神、hanabiさんみたいになりたいと言っていただくことがあります。
ですが、皆さんからコメントをいただいたり、セッションを受けてくださるみなさんのお話をお聞きすたびに感じることがあります。
それは、セッションを受けてくださる方の声、コメントをくださる方の思いは、そっくりそのまますべて、「私自身の姿」であるということです。
セッションを受けてくださる方の悲しみ、辛さ、苦しみ、激しい胸の痛み・・・・・。いつもいつも「私も同じであり、私もそうだった」と思わずにはいられません。
そして、かつての私も、何をどうして良いのか分からなかったのです。
不器用な私は、すんなりと何かを理解したり分かったのではなく、手探りで、目の前にある、自分に出来そうなことを積み重ねてきました。
「じわじわ」の連続でした。
そのような日々の中で、今までは知らなかった愛について、たくさんのことを理解する機会に恵まれました。
また、これは小さな頃から私に起きていたことですが、宇宙からのメッセージや目には見えないところから飛んでくるヒントや言葉たちに、何度も導いてもらいました。
いわゆる霊的な体験も何度かありました(これは、今後、また詳しくお伝えしたいと思います)
本音の自分をさがす旅、ありのままの自分に帰還していく旅路の中で、分かったこと。
それは、「分離期間」と「統合」の意味です。
このことの理解が、私を大きく変えてくれました。
分離期間が辛くて、なんとか分離期間から抜け出したい、と思っている方が多いと思います。
分離期間とは、「彼が戻ってくること」「彼と再会して、彼と良い関係性になること」によって、終わるものと理解されていることが多いのではないかと思います。私もずっとそう思っていました。
これは違います。実は、そう思っているところにこそ、苦しみがあり、その思いこそが、実は、分離期間を長引かせ、分離期間を継続させてしまっています。
分離期間が終わるというのは、「分離期間は、はじめから存在していなかった」「私たちは分離していない存在なのだ」と理解することです。
統合とは、「彼と再会し、彼と精神的にも肉体的にも一つになること」によって幸せが訪れると理解されていることが多いのではないかと思います。こちらも、私もずっとそう思っていました。
これは違います。こちらも、そう思っているところに苦しさが起きてしまい、統合が訪れないということになってしまっています。
統合とは、相手とひとつになることではなく、自分の心の内側が統合して、自分という存在が何にも欠けていない存在だと理解したところに在る境地です。その境地に達すると、「相手と再会しなければ幸せになれない」という思いは消滅し、相手と「統合したい」という願いが溶けていきます。
分離も統合も、「それを目指している」時には手に入らず、「そうならなくてもよかったのだ」と思ったときに手に入るという、宇宙のカラクリがあります。
これらの理解が、私を大きく変えてくれました。(分離と統合については、今後も詳しく記事に書いていきたいと思います)
分離期間はなかった。統合も目指さなくてよかった。そう心から理解できた時に、あらゆるものを手放すことができて、そこから、自分でも思ってもみなかったのですが、驚くほど願いが叶うようになりました。
愛とは、何かが叶ってから、未来のどこかに存在するものではなくて。「たった今」ここにあって、今ここで感じるもの。
愛するとは、何かを手に入れたり、求めたことが叶うことではなくて。たった今、自分のハートで感じるもの。
これからも、このメッセージを、皆さんにお伝えしていきたいと思っております。
両親の気持ちを知ることができて、両親と素直に言葉を交わせるようになった私は、それまで以上に軽やかに生活できるようになりました。
ですが、私自身は、そのままです。相変わらずドジですし、整理整頓が苦手、不器用、うまくできない、失敗もありますし思うようにならずに恥をかいてしまうような場面もあります。
変わったのは、そんな「不完全な私」と「不完全な現実」を、そのまま受け入れていること。なぜならば、その不完全こそが、ありのままの宇宙そのものであり、そこに何一つ欠けているものはない、完全な姿だと分かったからです。
相変わらず、私の生活は、平凡です。ですが、ありきたりの日常が、愛と奇跡と神秘に満ちていることが「見えるように」「感じられるように」なりました。
そんな普通の生活を送っていた私です。
目の前にある仕事を楽しみ、やりがいのある趣味も見つけ、ありのままに過ごしていた私のもとに、あるメールが届きました。
色々なメールにまぎれて、なんだか見覚えのあるメールアドレスが。それが、彼からの久しぶりのメールでした。
以前の私なら、そんな彼からの連絡に両手を挙げて喜び、興奮して気持ちを高ぶらせていたかもしれません。しかし、この時の私は、まるで日だまりの中で日向ぼっこをしている最中に、柔なかな風を肌に感じるかのような感覚でした。心地よさの中に、ふんわりとした優しさを感じるような。
彼と離れた当初は、欲しくて欲しくてたまらない彼からの連絡でしたが、この時は、彼からの連絡を待っていないし、欲しいとも思っていませんでした。彼からの連絡に対して、まるでそうなることが決められていたかのような感覚で、私の心は凪のように静かであり、なおかつ、温泉のような暖かさでした。
それまで、離れていた期間などなかったかのように、私たちのやりとりが穏やかに再会されました。
いろんな遠回りをしたけれど、帰ってきたのは、同じ場所。同じ場所に、同じふたり。違うのは、素直な自分になっている姿です。
ここからのことは、今後もブログに書いていきたいと思っています。私の出会いからのストーリーを継続して読んでくださった皆さん、ご感想やコメントを寄せてくださった皆さんに、深く感謝いたします。(途中、なかなか更新できずすみませんでした)
平成最後の日を狙ったわけではありませんが、ストーリーの最終話が、平成最後の日となり、宇宙からの新たなるメッセージと受け取りました。
いよいよ、令和の時代がスタートしますね。
皆さんお一人お一人が、ご自分にしか咲かせられないお花を、美しく開花することができますように。
愛は、今ここに。
宇宙とは、あなた自身のことです。
終。
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女神セッション(お電話セッション+自己変容プログラム)のご感想①
女神セッション(お電話セッション+自己変容プログラム)のご感想②
お電話セッションのご感想①
お電話セッションのご感想②
メールセッション(自己変容プログラム)のご感想①
メールセッション(自己変容プログラム)のご感想②