ツインレイの愛を生きる

愛の学びを通して、真実の愛を知りました。愛そのものとして生きましょう。奇跡は常に起きています。

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手放したら、驚くほど願いが叶っていった⑥

 

前回までのストーリーです。

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私は、よく振り返ってみましたら、母親に対して、辛い気持ちや苦しい気持ちを感じていましたが、それを、直接、ありのままに素直に伝えたことがなかったと思いました。

 

 

 

感情的に、「やめてよ」「頭にくる」というような言葉を言ったことはありましたが、過去に、母親と「対話した」ということは、正直、一度もありませんでした。

 

 

 

私は、ありとあらゆるものを手放すことにしましたから、母親に対しても「恥ずかしい」「言いづらい」というような思いもそのまま手放すことにしました。

 

 

 

手放したといっても、もう、幼少期の頃から母親に本音を言うことや素直な気持ちを伝えることをやめていましたし、親子としての照れくささや、「今さら伝えてどうなるのだろう?」と感じることもありました。

 

 

 

ですが、母娘として生まれてきた母と娘です。私は、ありのままに母に伝えてみようと思いました。たとえ分かってくれなくても、理解してもらえなくても、言いたいことを伝えることで、自分が満足を感じると思ったからです。

 

 

 

 

私は、かなりの勇気を振り絞って母に会いに行きました(それほどの勇気を振り絞ったこと、後にも先にもないかもしれません)

 

 

 

そして、いつものように何気ない日常会話をしながら、私は、意を決して自分の思いを伝えることにしました。

 

 

 

 

私が伝えたこと・・・・・・

 

 

 

それは、子供の頃、お母さんに言えなかったけれど本当に辛かったということ、寂しかったこと、泣きたかったこと、我慢していたこと、お母さんに言いたくても言えなかったこと、葛藤していたこと、やめて欲しかったこと・・・・・・

 

 

 

一度話を切り出してしまえば、案外、スラスラと言葉が出てきました。

 

 

 

 

私は、子供の頃、特に辛かった記憶があります。

 

 

 

それは、家族で友達家族の家に遊びに行った時に、遊んでいてその家の花瓶を割ってしまったということです。

 

 

 

私は故意に割ったわけではありませんでした。そして、その家のお母さんは、とても優しく許してくれました・・・・・・。それが、とても嬉しかったのですが・・・・・・

 

 

 

母だけは、その家族と友達の前で、私を強く叱りました。

 

 

 

私は、申し訳ないと思っているところに、母が私の気持ちに一切耳を傾けることなく、頭ごなしに叱られて、非常に屈辱的な気持ちになりました。また、友達家族みんなが見ている前で怒られたので、恥ずかしくて情けなくて、でも自分の家ではないので逃げようもなく、黙って怒られ続けていました。

 

 

 

 

その時の悔しさや痛みという辛さは、その後、何年も私を苦しめました(今思えば、それほどのことだったのかなと思うこともありますが、当時の私にしてみれば、自分の生きる世界全部を脅かすほどの悲しい出来事だったのです)

 

 

 

 

そのことを、母に伝えたことがなかったのですが、また言うこともできなかったのですが、思い切って、その時のことや悲しい気持ちを伝えてみました。

 

 

 

 

そうしましたら・・・・・・・・・

 

 

 

 

なんと・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

母は、全く覚えていないというのです・・・・・・・・・笑

 

 

 

 

 

私は・・・・・・・・・・笑えてしまいました。(本当に吹き出しました)

 

 

 

 

私は、どう考えても、母が私のことを憎くて、私のことが嫌いで、私が悲しむことを知っていて、あえてそのような叱り方をしたと思っていたのです。

 

 

 

そして、そのことで、大人になるまで、何年も何年も苦しんでいました。

 

 

 

そうしたら、母はそのことをまったく覚えていないだなんて!

 

 

 

 

しかも、また笑えたことがありました。

 

 

 

 

私は、いつも母に否定されていましたし、傷つけられ、我慢させられ、兄弟と比べられ、とても辛かったことを、母は全部知っていると思っていたのです。

 

 

 

そうしましたら!

 

 

 

母は、私のことを一度も否定したことがなく、傷つけたこともなく、我慢させたこともなく、兄弟と比べたこともなく、私に辛い思いをさせていたなんて、思っていないというのです。

 

 

 

 

 

えええええ??????

 

 

 

私)

「だって、あの時、〇〇って否定したでしょ?」

 

 

母)

「覚えていないし、仕事も忙しかったからね。でも、いつも精一杯育てていたよ」

 

 

 

私)

「だって、あの時も、私は〇〇が辛かったよ?」

 

 

母)

「それは、あなたのためを思ってやっていただけよ」

 

 

 

 

 

あまりにも、母が覚えていないことと、あまりにも私と母との同じ現実の解釈の仕方が異なっていて、もう、笑えるほどでした。

 

 

 

 

私は、最後に聞いてみたのです。

 

 

 

私)

「私のこと、嫌いだったよね?」

 

 

母)

「嫌いだなんて、一度も思ったことはないよ」

 

 

 

私)

「え?あの時も、〇〇の時も、私のこと愛していたの?」

 

 

母)

「そうだよ」

 

 

 

ずっと聞きたかったこの言葉も、私は勇気を出して聞いてみました。

 

 

 

 

 

私)

「子供の頃から、大人になった今も、私のこと、ずっと愛している?」

 

 

母)

「もちろん!愛していなかったことなんて、一度もないし、子供の頃も今も、いつも貴方を愛しているよ」

 

 

 

 

 

 

 

私を長年苦しみ続けてきた「私は母に否定されている」が、母にしてみれば「一度も娘を否定したことがなく、常にあなたを愛している」だったなんて・・・・・・・・。

 

 

 

 

嫌われているとしか解釈できなかった過去の出来事の数々は、母にしてみれば、愛情表現だったのだと、その時に腑に落ちました・・・・・。

 

 

 

 

 

母からの愛を、「愛じゃない」と決めつけていたのは私だった・・・・・・・・

 

 

 

 

 

長年、私は何に苦しめられてきたのだろう・・・・・・・・・

 

 

 

 

なんだか、拍子抜けした気分でした・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

私は、もぬけの殻になったような気分になりましたが、帰り際に、母にお願いしようと思っていたことを伝えました。

 

 

 

 

「お母さん、私の頭を撫でてくれる?」

 

 

 

大人になった私が、この言葉を、母に対して、母の目を見て伝えることは、やはり勇気が要りましたが、幼いころの自分の願いを叶えてあげるためにも、思いきって伝えました。

 

 

 

母は、突然の私のお願いにびっくりしながらも、頭を撫でてくれて、ニコニコと笑っていました。

 

 

 

 

 

なんだ・・・・・・・・・・

 

 

 

私が追い求めたものは、はじめから、ずっとここにあったのだ・・・・・・

 

 

 

 

 

長年の何かが解けたような、今まで味わったことのないような、不思議な感覚でいっぱいになりました。

 

 

 

 

 

その後、私は母と一緒に温泉に行く機会がありました。

 

 

 

 

その時に、私は、ある本のことを思い出しました。

 

 

 

 

 

何かの本に「親孝行のために、自分の親の足の裏を拭いてあげよう」という一節が書いてあったのです。そして、いつか、それを実行したいと思っていました。

 

 

 

 

 

私は、今こそ実行しようと思い、温泉で、母の背中を流すだけではなく、両足を、タオルでゴシゴシと洗ってあげようと思いました。

 

 

 

それまで触れたことのなかった母親の両足は、今まで、じっくりと見たことがありませんでしたが、足の裏はガサガサでひびが入り、ふくらはぎにもしわがあったり、過去のものであろうと思われる傷あとがあったりして、どう見ても、高齢という年齢を感じさせる、また、今まで苦労してきたのだろうなと感じる足でした。

 

 

 

 

 

 

母に聞いてみました。

 

 

 

 

私)

「お母さん、膝のところに、傷あとがあるけど、これは、どうしたの?」

 

 

 

母)

「あ、それはね、お母さんが小学生だった頃、

外で遊んでいた時に、思いっきり転んでしまってね。

小さな石が刺さっちゃったりして

血がだらだら流れて、とても痛かったの。」

 

 

「でも、お母さんは兄弟が多かったし、

両親(*私の祖父母)に心配をかけたくなかったので

その辺ににあった布でぐるぐる巻きにして

痛かったけど、誰にも言わずに耐えていたの。」

 

 

 

 

「血がいっぱい出て、とっても痛かったのだけどね、

そんなことを言ったら、お母さんに怒られちゃうから

痛みを一人で我慢していたの。

だから、治療もしてもらえなくて、あとが残っちゃった」

 

 

 

 

 

 

 

 

小さなころの母が、たくさんの血が流れているのをお母さんにも誰にも言えなくて、一人で痛みを耐えていたという母の姿を思うと、なんだか切なすぎて、思わず涙が溢れてきました。

 

 

 

私が我慢していたのと、母の幼少期は同じだったのだなぁ・・・・・・

 

 

 

 

そのときは温泉にいたこともあり、母に見られないように涙を隠すのが精一杯でした。

 

 

 

 

母の綺麗とは言えないシワだらけの両足は、私にとって世界一美しい足に見えました。

 

 

 

 

母との嫌な記憶を思い出したり、母に対する嫌な感情を感じることが多かった私でしたが、この傷のことも含め、母親の知らないことのほうが多いのだなと感じています。これからも、母との対話を続けたいと思っております。

 

 

 

 

 

(母の足の裏を拭いてあげたいという願いも叶って良かったです)

 

 

 

 

 

次は、父とのことを書きたいと思います。

つづく。

 

 

 

 

 

 

 

(当時を思い出し、不覚にも、今、ボロボロ泣きながら書いている私です・・・・・・・いつも読んでいただきありがとうございます。)

 

 

 

 

 

___________

 

 

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