愛とは、目的地や達成すべき課題のことではありません。
旅そのものが、愛です。
皆さんが理想に向かって進んでいるときも、その歩みがどれも美しいものです。
転んだ時には、転んだ時の美しさがあります。
停滞した時には、停滞した時の美しさがあります。
後退したと思ったら、後退した時にしか見えない経験ができたのです。
情けなさや恥ずかしい思いも、あなたの人生の一部であり、そのどれも宇宙にゆるされています。
旅に無駄な景色は一つもありません。
あなたが目にした風景を宇宙が必要としていたのです。それが、あなたというユニークな存在がこの地球に生まれた理由です。
そして、ある時気づきます。
理想などなかったのだと。
今こここそが、至福の境地だったのだと。
つまり、変容とは、最初から変わる必要などなかったのだと気付くことを言うのです。
変わらなくていいのだ、と分かるために変容するということです。
愛を求める必要などなかったのだと知るために、私たちはあえて愛が感じられないような経験をするのです。