なぜ、ツインの男性が逃げるのか。
ランナーと呼ばれる男性は、実は、逃げてはいません。女性から見れば逃げているように見えますが、逃げてはいません。
本人も、自分は逃げている、という自覚がある男性はほとんどいません。
では、何が起きているのか。
ランナーと呼ばれる男性は、逃げているのではなくて、その時、自分にできる精一杯の行動をしている、ということなのです。
チェイサーと呼ばれる女性は、そんな男性を追いかけます。理解してもらいたくて、分かってもらいたくて、去ってほしくなくて、全力で追いかけます。
この、チェイサーが追うのをやめる瞬間があります。それが、ランナーの男性は、逃げてはいなかったのだ、と、気付いた時です。
逃げてはいなかったと理解できますとね、追う必要がなくなりますから、チェイサーは、チェイサーをやめるのです。
ランナーの男性は、女性を傷つけようとして逃げたのではありません。(ですから、悲しまないでくださいね)
そして、チェイサーの皆さんが、ランナーが逃げていなかったのだ、と気付くためには、ランナーの男性を手放す前にやることがあります。
それは、チェイサーとして、全力で追ってみる、ということです。この、チェイサーとして徹底的に追うことの先に、相手を手放す、というステージがあります。チェイサーは、追うという行動をするからこそ、チェイサーと呼ばれています。
どうしても彼を手放せない、追うのをやめられない、とおっしゃる方が少なくありません。それは、徹底的にチェイサーとしての行動をしていないからなのです。
もちろん、追うという行動をせずとも、手放すことができるチェイサーもいます。その場合は、あえて彼に対して行動を起こす必要はもちろんありません。しかし、ほとんどの場合、なかなか手放せません、とおっしゃる方が多いのは、この、チェイサーのステージをやりきれていないからなのです。
もし、彼に対してできる行動が一つでもあるのならば、勇気を出して行動してみてください。チェイサーがしてはいけない行動、というのは何もないのです。
手放す、というのは強引にそう思い込むことではなくて、表面的にそう感じようとすることでもなくて、心の底から自然に沸き起こる感情です。
行動した先には、何かしら新しい感情、新しい景色があります。どうぞ、ご自分の愛を信じて、今できること、やってみてください。
自分をまるごと愛するとは、本気でそうしたいのならば自分が追うことさえゆるす、ということです。ご自分をありのままに愛し、あらゆる行動をすることをゆるしてください。
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私はよく、彼のことは放っておきましょう、と書かせていただいております。
放っておくことが大切なのですが、放っておいても、気持ちがずっと変わらないというのは、チェイサーをやりきれていない時です。その方に向けて書きました。(放っておいても心晴れやかに愛そのものとして過ごせる場合は、放っておきましょう)