愛のメガネで見る、というのは、起きてしまった嫌な出来事を、むりやり愛としてとらえる、強引に肯定的に考える、ということではありません。
自分という存在が100%愛の存在である、という前提のもと、そのメガネで物事を眺めてみる、ということです。
例えば、誰かにすれ違いざまに無視された、という出来事があったとします。
否定のメガネで眺めたら。自分という存在は、否定され得る存在なので、やはり、あの人も私のことを無視したのだ、となります。
愛のメガネで眺めたら。自分という存在は愛そのものであり愛される価値があるので、あの人が私を無視するなんて、そんなことが起きるはずがない。無視したのではなくて、何か別のことでも考えていたのだろうな、となります。
全く同じ現実が起きたとしても、かけているメガネによって、その人にとっての現実ができあがっています。
つまり、目の前の現実とは、実は、メガネ次第でいかようにも変化するものなのです。
私は愛そのものなのだ、という愛のメガネで、彼との出来事も捉えてみてください。きっと、過去のこと、現在のこと、見え方が違ってくるでしょう。
メガネを変えるのは、誰の許可もいりません。自分で変えるのだ、と決めれば良いだけです。
愛のメガネで眺めることも練習です。ぜひ、愛のメガネから行動されてみてください。