相手の中に見えている嫌な部分を、自分のものとして見ること。これを、鏡の法則、といいます。
この、鏡の法則のことを理解しますとね、このように思われやすいです。
「あの人の嫌なところが自分にもある、ということは、すべて私の責任なんだ。私がダメなんだ」
と、鏡の法則を、自分を責めるためのもの、と思われやすいです。
そのために、鏡の法則があるのではありません。
相手の中になぜ、自分の嫌なところを映し出すのか。それは、
自分をもっと深く愛するため
なんです。
相手に嫌悪感を抱く、相手の中に嫌な部分を見る、というのは、自分の中に、ご自分でゆるせていない部分があって、それを見せられている、ということでしたよね。
つまり、あなたにはもっと自分をゆるせる部分があるよ、もっと自分を愛せる部分があるよ、と、相手が自分の姿を通して教えてくれるんです。
そして、相手を通して自分の嫌な面を見た時には、それを発見するだけではなく、その次のステップがあります。
ここはとっても重要なところなので、心に留めておいてくださいね。
なぜ、その部分を嫌ってしまったのか
なぜ、その部分をゆるせないのか
その理由が分かるまで、何度も考えてみることです。
ただ、なにげなく、自分を嫌う、ということは起きません。嫌ったり、苦手に思ったり、嫌悪感を感じるには、必ずそうなる理由があります。
それは、たった今、突然起こるのではなく、ほぼ、過去の出来事が原因です。
例えば、過去に、親に行動が遅いことを否定されたとします。もしくは、過去の恋愛において、相手の男性に、そのことを悪く言われたとします。
そうしますと、ご自分で、行動が遅いことはダメなことなのだ、と、脳にインプットします。
それが原因で、その後の人生でも、ずっと行動が遅いことは悪いことなのだ、という脳内ルールを刻んだままの日常生活を送ることになります。
しかしながら、行動が遅いことが、本当にダメなことでしょうか?
行動が遅いのは、別の見方で言えば、とても丁寧に生きている、ということでもあります。丁寧にゆっくり生きることは、その時々の現実を、しっかりと味わえている、と見れば、それは長所であるとも言えるんです。
つまり、もし、皆さんが、過去に、ご自分の何かを否定されたり批判されたとしたならば、それは、そうした側の人が、その脳内ルールを持っていたからそうしたにすぎないのです。
もし、その時の親が、その男性が、行動が遅いことをプラスと考えていて、そのことで皆さんのことを褒めていたら?
皆さんは、行動が遅い自分に誇りを持てていたことでしょう。
ですからね、皆さんがご自分を否定したり、嫌っている部分とは、周りの誰かの脳内ルールや勘違いから起きていることが、実はとっても多いのです。
だから、それは勘違いだったのだ、と理解して、今こそ、皆さんは、その自分をゆるす時が来たのです。
自分を好きになることに、なんの許可もいりません。
もう、周りの人の脳内ルールに、自分を当てはめなくても大丈夫なのです。
自分の姿を映し出してくださる相手に感謝をして、もっとご自分をゆるし、もっとご自分をたくさん愛してくださいね。