皆さんに考えていただいている脳内ルール、というのは、それを今、持っていることが悪いとか、それを全部変えなければならない、という意味ではありません。
そのために、気づくのではなくて。
自分というのは、ほぼ、脳内ルールによって、行動したり、考えたりしている、ということなんです。
つまり、自分の目の前の現実とは、知らず知らずのうちに、脳内ルールという枠組みによって形成されたものの結果なのだ、ということです。
脳内ルール=現実をつくっている
のならば、現実とは、脳内ルールに気づくことで、なぜそうなっているのか、が見えてくるのですね。
そうやって、自分を知り、現実を知るために、脳内ルールに気づく、という作業をします。
もちろん、握りしめていて良い脳内ルールもありますよね。それによって、自分が幸せになったり、ありのままの自分で過ごせていれば、それは手放したり、変えたりする必要はありませんよね。
例えば、今、話題の今井絵理子さんの不倫問題です。ツイッターやネットやワイドショーで、かなり批判されています。
この時に、もし皆さんが「不倫は悪だ」「悪い人は批判すべきだ」という脳内ルールを適用して、今井絵理子さんを批判したとします。
その、批判そのものは、今井絵理子さん自身には届きませんが、批判している時間、ネガティヴな感情になって、イライラしている時というのは、今井絵理子さんではなく、自分が負のエネルギーになっていて、自分が嫌な表情になったり、交感神経を過剰に優位にさせたりして、健康状態を悪化させているのです。
つまり、自分の脳内ルールによって今井絵理子さんを批判して、今井絵理子さんではなく「自分」が不健康になってしまっています。
もし、この時に、脳内ルールとして、「人は人。私は私。今井絵理子さんの問題は私には関係ないので、私の成長のために時間を使おう」という脳内ルールを持っていたら。
今井絵理子さんを批判している時間があったら、自分の魂を成長させるような本を読んでいる方が、自分にとってはプラスです。
人生とは有限であり、限られた時間です。そして、日々、確実に歳をとっています。
そんな有限で貴重な時間を、人の批判に費やすのか、それとも、自分が幸せになったり、成長するような時間にするのか。それも、皆さんの脳内ルールによって決まります。
自分のことを知るために、脳内ルールを理解するのは、とても楽しい作業なんですよ!なぜならば、自分という大切な存在の人のことを、より深く理解してあげられる、ということだからです。
そして、現実を変えたい時。
現実を変えるとは、脳内ルールを変える、ということなのです。
引き続き、考えてみてくださいね。