皆さんから、たくさんの「脳内ルール」届いております。そして、なるほどな、そういうこともあるな、と思いながら読ませていただいております。書き込んでくださりありがとうございます。
この、「脳内ルール」がくせものなのは、「自分にとって当たり前になりすぎていて、気づくことができない」という性質があることです。
例えば、私が、アフリカに行った時のことです。(何度か訪れたことがあります)
アフリカのある地方の村では、治安が良くないため、たとえお店の店員さんに対しても、微笑んではならない、という暗黙のルールがありました。
しかし、私は、日本ではお店の店員さんには、感謝の気持ちを込めて、にこっとすることが普通だと思っていたので、当たり前のようにニコッとしたのですね。
そうしたら、アフリカ人の友人から、「お店の中では、微笑んではダメだ」ということを言われて、その時に初めて、「私は、お店の中では、店員さんに微笑む、ということを良いことだと思い込んでいたのだ」と、自分の思い込み(脳内ルール)に気づけたのです。
そして、なぜ、店員さんに私は微笑むのか、と突き詰めて考えてみたところ、私は出会った人にはよく思われたい、礼儀正しい素敵な女性だと思って欲しい、と考えていた、ということに、当時、気づくことができました。(と同時に、店員さんににこっとしない人は、無愛想な人だから、店員さんにもっと微笑んだらいいのに、と思っていました)
それが、たとえ良いことだとしても、そうでないとしても、普段、自分に普通になっていること、というのは、何かしらのきっかけがないと、自動的にそうしているので、わかりにくいんですね。
では、どうすれば、脳内ルールに気づけるのか。
それは、どんなことでも、今うまくいっていないことがあれば、そこには、脳内ルールがある、ということです。どんな脳内ルールによって、自分が辛くなっているのか。じっくり考えてみてください。
また、過去のうまくいかなかったこと、辛かった出来事を思い出すと、ほぼ、そこには、脳内ルールが存在していた、ということなので、それを、今、ノートに書くなどして、思い出してみるのです。
そして、その時に握り締めていた脳内ルールを、「今も適用していないか」と考えてみてください。過去に自分でもっていた脳内ルールは、それを意識して手放していない限り、今も、なんらかの形で、誰かに、どこかの場面で適用していることがほとんどです。
「こんなことを考えちゃいけない」「こういうことをしないことが常識」「〇〇なんてバカみたい」なども、脳内ルールですよね。
ぜひ、それに気づく、7月の残り二日間にしてくださいね!まだまだ書き込みをお待ちしております!