皆さんが、自分を愛せず、自分を否定することを克服したい、と思った時。
自分を否定することを克服するということは、まずは、『自分の否定する』という状況が現実に起こらなければ、それを克服できないんです。
自分を否定していない時に、ご自分を否定することを克服しよう、とは思いませんよね。なぜならば、自分を否定するという辛い状況が目の前にありませんから、今すぐそれを克服しようという気持ちになれないからです。
もしくは、ほんの少し自分を否定している時は、その否定の程度が少しなため、それを他のことで紛らわしたり、なんとか思考の力で気分を変えたりして、その嫌な気持ちをないことにもできてしまいます。
しかし、あなたが、強烈に自分を否定した時。その時は、なんとしてでも自分を変えたい、今こそ自分を変えよう、と思われるのではないでしょうか。
彼とのことであまりにも辛い時や、切なすぎる時。人は、ようやく、本格的に、これまでの自分ではうまくいかないので今度こそ本気で自分を変えたい、と思うものではありませんか。
つまり、絶望、大きな苦悩というのは、この大いなる宇宙が、その辛すぎるという現実を使って、皆さんが、自分自身に本気になる機会を与え、本格的に自分を愛することができるように、そんな状況をわざわざ与えているんです。
そうしてまで、この宇宙は皆さんに、真実の愛を知って欲しいからこそ、です。
これが、苦悩や絶望は、実は大いなるチャンスなのだ、という意味です。
楽しみだけが人生の価値であり、辛さやうまくいかないことが価値がない、ではなかったのです。これが、すべての出来事が真実の愛に繋がっている、ということです。
なぜ、ツインは耐えきれぬほどの辛い現実を与えるのか。それは、そうしてまで、皆さんが本当は愛そのものだったのだと思い出して欲しいからこそ、です。