新しい世界、というのは、自分をどこまでも大切にする世界です。
相手の顔色を伺ったり、相手の機嫌を気にしたりせず。相手に気に入られようとか、相手に愛されようともせずに。
どこまでも、自分の心の内側へ、意識を向けること。
そして、自分の好き、を、正直に出していくこと。
自分の嫌い、嫌なこと、を、相手に伝えていくこと。
相手が自分を満たすことを望まないこと。
なぜなら、本来、誰もが自分で自分を満たせるのですから。
これは、驚くほど地味な作業と思います。
大恋愛とか、彼とのデートとか、そういう派手さはない。
でも、少しずつ少しずつ、真の自分へ帰還していくというこの過程は、何にも代え難い、至福の感覚がやってきます。
そして気付くのです。
いつの間にか、私は自分の足で立っている!ということに。
かつては、彼の愛、という土台がなければ生きていけないような気がしていました。
でも違います。私の土台は、私自身です。そうでない限り、その土台はぐらついたまま。
だから、その土台を、かたい土台をつくるために、1つずつ、自分の内側を掘っていくのです。
ようやく自立できた。
私は、今、そんな実感があります。