ひとつ前の記事の続きです。
このことを、どうぞ繰り返して読んでいただきたいと思います。
「絶望を感じるかどうか、心が傷つくかどうか、というのは、その出来事が決めてるんじゃなくて、その出来事に対する一人一人の考え方、感じ方が決めている」
これは、本当のことです。
彼が去ったから、彼が無視したから悲しいのではないんです。
それは、「きっかけ」です。
どうみても、彼が自分を傷つけているようにしか見えないと思うんです。
彼の無視、拒絶、去ること、音信不通、など、彼の行為によって、私たちがそのように感じるわけですから。
しかしながら、彼の行為、そのことに対して、いろんな受け止め方ができるんです。
私も含めて、彼が去ったり彼から無視をされた時に、絶望を感じたり辛く傷つく場合、心の中では
「私が悪かったんだ」
「私があんなことをしなければよかった」
「私が変わればよかった」
「私のせいだ」
などなど、きっと、自分を責めたり、自分を悪く思ったりしていますよね。
その、脳内の、もうひとりの自分が自分を責め、自分に対して文句を言っていることが、苦しみの原因です。
もしくは
「彼がひどい」
「彼が悪い」
「あんなひどいことをするなんて許せない」
「彼の責任だ」
と思っているとき。
これは、あなたの脳内にある「人をジャッジするものさし」がその威力を発揮している時です。
例えば、前のどこかの記事にも書きましたけれども、「無視することはひどいこと」というものさしがなければ、相手を悪い、とは思えません。
「無視するなんて、その人にもなにかしら理由があるのだろうな」
「理由を言ってくれればいいのに、理由も言わないということは、もしかして、私を傷つけないようにする彼の優しさなのかもしれない」
「何も言わないということは、今はそのタイミングじゃないのだろうな」
などと思える人は、彼のその行為に対して、腹を立てることができないんです。
つまり、「相手の行為」そのものが、あなたを傷つけているのではなく。
あなたを傷つけているのは、あなた自身、なんです。
これは、実は、とっても素晴らしい事実なんですよ!
なぜならば、そんな行為をした彼を責めなくてもよくて、彼を愛することをやめなくても大丈夫だからです。
加えて、自分にその原因があるということは、相手が変わろうが変わるまいが、「自分さえ変われば」心が平安に満ち溢れることができるという、大いなる希望に満ち溢れた事実なのです!
このことを理解できたので、私は、今、どんなことがあっても、とっても幸福でいられます。
今、あなたがどんなにどんなに辛くて苦しくても、大丈夫です。そのネガティブな感情こそが、自分の魂が成長できる大チャンスなのですから。