ありのままでいましょう。
この「ありのまま」という言葉の意味が、分かるようで分かりにくいのかもしれません。
ありのまま、とお伝えすると、「相手に見せられる部分のありのまま」や「ありのままを受けいれられている自分(つまり、ありのままではダメだと思っているところが変えられたら、ありのままを認められる)」という風に捉えられることが少なくないように思います。
ありのままとは。
たった今、ということです。
あなたにとっての、たった今の現状とは、まさに、たった今、起きていること。
それが、どんなに理想通りではなくても、自分のなりたい姿と違っていたとしても。
たった今の現状を、受容すること。
たった今の現状と、戦わないこと。
自分の姿が惨めでも、ぶざまだ、情けない、恥ずかしい、と思っても。そんな過去があったと、今、思い出すことがあっても。
そんな不完全な自分を、ゆるしてあげる勇気です。
たとえ、あなたが、ご自分が惨め、悲しい、辛い、恥ずかしい、と思ったとしても。
それは不完全な私たち人間が、喜怒哀楽、ありとあらゆる経験をするために、その経験でさえも自分で選んできたことであり。
それによって、あなたそのものの本質的な価値は、何も変わらないのでどうぞ安心してください。
あなたは、いついかなる時も、その本質は愛の塊です。
思考や感情や自分の経験や今あなたに起きていることは、毎瞬、毎秒、移り変わり得る川の流れのようなもの。
しかし、何があっても変わらない不動の愛が、あなたという存在の真の姿なのです。