前回までのストーリーです。
私は自分が握り締めていた数多くの『ジャッジの物差し』に気づかされました。
それによって、怒りや苦しみが起きていることも理解しました。
私は、ふと、考えました。
なぜ、私は、それほど多くのジャッジの物差しを持つようになってしまったのか。
赤ちゃんの頃の私はまだ、そんな物差しはもっていませんでした。だから、「夜中に泣き叫んで周りの人に迷惑をかけてはいけない」とか、「お腹が空いた時に泣いてはいけない」と思っていませんでした。
だから、赤ちゃんの頃の私は、わがままし放題で、両親や周りの人の気持ちなんて気にせずに、欲しいものは欲しいと全身で求めることができていました。
ということは、わたしを苦しめるジャッジの物差しは、私の性格的なものというよりも、大きくなるにつれて、どこかの時点で後から持つようになったということになります。
私は、なぜ、その物差しを持つようになったの?
自分に問うてみました。
答えはとてもシンプルでした。
私は、ほぼ母親が持っていたジャッジの物差しを、母親の姿を見本として、真似して、いつしか知らず知らずに自分も持つようになった。そう思いました。
私の母親が、私の小さな頃に言っていたこと。
ちゃんとしなさい。
いい成績を取るといい子だよ。
お母さんの言う事聞きなさい。
変なこと言わないで。
お母さんの不機嫌になるようなことしないで。
早くしなさい。
それはやめなさい。
わがまま言わないの。
それを聞いた私は、それをそのまま、母の言葉を正しいものとして受け取りました。
人はありのままよりもちゃんとすべきなんだ。
いい子になるには良い成績を取るべきなんだ。
愛する人(母)の言う事を聞くべきなんだ。
変なこと言うべきじゃないんだ。
愛する人の不機嫌になるようなことすべきじゃないんだ。
自分のペースじゃダメで、早くすべきなんだ。
やりたいことはやるべきじゃないんだ。
わがまま言わないべきなんだ。
お母さんが私に与えた「べき」という物差しを自分が同じように持つようになったことが驚きでした。
そして、それを自分にだけではなく、接する相手にもまったく同じように使っていたことに気づかされました。
母親が嫌い、私を認めてくれない母親なんて大嫌い。そう思っていたのに、その母と同じジャッジの物差しを持って生きてきた私・・・・・・。
彼に対して怒りを持つことができたお陰で、幼少期のことや今のこと、色んな点と点が繋がっていくような感覚になりました。
この、彼に対する怒り、幼少期に持ってしまった「べき」というジャッジの物差し。それらが、ランナーとチェイサーにどう関係するのか、次に書きたいと思います。
つづく。
___________
これまでいただいたセッションのご感想です。すべてのご感想は、「ご感想」カテゴリーからお読みいただけます。(セッションの効果、ご感想には個人差がございますのでご了承ください)
女神セッション(お電話セッション+自己変容プログラム)のご感想①
女神セッション(お電話セッション+自己変容プログラム)のご感想②
お電話セッションのご感想①
お電話セッションのご感想②
メールセッション(自己変容プログラム)のご感想①
メールセッション(自己変容プログラム)のご感想②