愛とはゆるすことです。
しかし、多くの方が、この、ゆるす、ということの解釈を誤ってなされていると感じられます。
ゆるすというのは、自分が我慢したり、自分は嫌なのに相手の思う通りにしたり、苦しいのに自分を押さえつけたりすることではありません。それは、嘘のゆるしです。
ゆるす、というのは、真にそれができた時、心の中に一点の曇りもない状態でゆるすことができます。
では、どうすればその状態になれるのか。
それには、まず、「相手の〇〇は絶対にゆるせない」という自分の気持ちに、正直になることなんです。
そのステップを抜きにして、真にゆるすことはできません。
ノートに書いてみてください(頭で考えているだけでは、本当の気持ちに気付きにくいです)
彼に対して、本当はゆるしたくないこと、やめて欲しいこと、嫌なこと、自分が我慢してしまっていること、全部です。
多くの方は、私へのメッセージに、
私は彼を愛しているので、彼のどんなこともゆるせるし、連絡してくれないのも彼からの愛だと分かっています。
彼は連絡をくれないけれど、私への愛を送ってくれているのを感じています。
などと書いてくださいますよね。
それは、本当の本当にそうでしょうか?
なぜならば、それと同時に、だけどやっぱり辛いですとか、どうしても苦しいんです、と書いている方が多いからです。
辛いのは、嘘のゆるしだからです。
まずは、嘘偽りのないご自分の気持ちを吐き出してみてください。
つまり、どんな感情を感じることも、自分に対してゆるしてあげるのです。
自分に対してゆるせていないことがあるのに、彼に対してだけなんでもゆるせる、というのは、(皆さんは気付いていないかもしれませんが)嘘なんです。
彼をゆるす前に、自分に対してゆるしてあげることが先です。彼をゆるせない。そう思っても良いんだよ、とご自分にゆるしてあげてください。